社内LANや社内報でも著作権に要注意

教育をしっかり行わないと会社が訴えられる

著作権に関する社員教育を、しっかり行わないと会社が訴えられる

デジタルデータを簡単にコピペできる環境になったため、気づかぬうちに著作権侵害を犯していることもあります。企業規模の大小に関わらず、会社として社員教育をしっかり行わないと、会社が訴えられることも。

社会保険庁では、新聞報道等掲示板という掲示板を社内LANに作り『週刊現代』の記事などを掲載していたところ、ジャーナリストから著作権法違反と訴えられ42万円の賠償命令が出ています。

著作権法違反は10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金。これは個人の話で会社の業務として行った場合、雇い主である法人は3億円以下の罰金。民事では損害賠償請求となります。許諾を得ずにコピペした画像や文章を使ってプレゼンすれば上映権違反。作った資料を社内LANやホームページにアップすれば公衆送信権違反になります。

大企業の社内報で、かわいいからとキャラクターのイラストを入れて配布したところ、キャラクターの版権を持つ会社から警告状が届いたという話はよく聞きます。また鉛筆の貸し借りのように「そのソフトちょっと貸して」とインストール用ディスクを渡すことがありますが、ソフトウェアの貸し借りはもちろん違法。

プレゼンの雰囲気作りをしようと、スライドショーにあわせて音楽をつける場合も要注意。CDからとった音源を使えば、私的利用でなくなるので違法になります。

無断コピペは著作権法違反になる

無断コピペは著作権法違反

無断コピペは著作権法違反

前述したように著作権法違反は、個人では10年以下の懲役または1000万円以下の罰金です。

著作権侵害で多いのは、イラストや画像の使用。ネット上のイラストも著作権法で保護されており、無断コピーすれば著作権法違反。最近では、発売前の人気漫画をYouTubeに投稿していた中学3年生が、京都府警に逮捕されました。

なかには著作権フリーのサイトがあったり、自由にイラストを使ってくださいと記載しているサイトがあるので確認が必要です。サイトに記載がなければ、作成者に連絡しコピーしてもかまわないか許諾を得なければなりません。

海外では、著作権法違反について多額の罰金を払う判例が出ています。アムステルダムでは、著作権違反を放置すると1日あたり5000ユーロ(約54万円)支払いなさいという命令が出ています。

著作権法では、イラストを勉強するためのサンプルにするなど私的利用は認められています。教育機関で教育目的利用も認められていますが、第三者に公開することもあるホームページ作成レポートは悩ましいところ。企業研修の場合は、研修を行う機関は営利目的となり教育機関になりません。ネットショップを集めてホームページ作成講座をする場合、著作権フリーのイラストかオリジナル・イラストを使わなければなりません。