重要なのは職業観
つぎに中身ですが、つきつめると、コンサルタントという職業への理解と、職業観を見ているということに尽きるように思います。
・コンサルタントになって何がしたいか?
・どうしてコンサルタントになりたいのか?
・何がコンサルタントの武器だと思う?
・コンサルタントになって何で貢献できますか?
・わが社のコンサルタントはどういう仕事だとおもいますか?
この手の質問は、コンサルタントという職業への理解を見ているといのが1点。それから、コンサルタント職と、学生のあなたの職業観がマッチしているかというのを見ています。
ここのポイントでピントがずれていると、やっぱり難しいです。
いくつかNGワードを挙げます。
コンサルタントは経営を学ぶところではないのに「経営を学びたい」とか・・
コンサルタントは企業をヘルプする裏方なのに「若いうちに上場企業の経営者にアドバイスしたい」とか・・
基本は業務システムやITに携わってもらう会社なのに、むやみに「企業戦略に関わる仕事を目指しています」とか・・
コンサルタントはクライアントサービスなのに、「経営の研究がしたい、技術の研究を突き詰めたい、理論をつくりたい」などなど
会社によってNGとしないところもあるかもしれませんが、私だったら
「ホントに仕事内容を理解しているのかなぁ」
「あたまでっかちで、入社したら地味な作業に耐えられるかな」
と思ってしまいます。
実際のコンサルタントの仕事内容は、
いろいろなところで書かれていますので、それらを読んで、しっかりとしたイメージをつくってください。
その際、学生向けの媒体はあまりよくないとおもいます。具体的な仕事については何も書いていないし、ばら色すぎるからです。
主力を占めるIT・業務コンサルタント志望であれば、日経コンピュータや日経情報ストラテジーなどの記事を読んでみることをおすすめします。
コンサルタントに関する記述や、もしくは企業での大型の業務改革の事例がたくさん載っているはずです。それらを読むほうが近い感覚をえることができると思います。