アカデミックハラスメントとは?
ハラスメントによってうつ病になってしまう人も…。 |
アカハラ被害者無料相談、被害解決の支援などを行っているNPOアカデミックハラスメントをなくすネットワークではアカハラの例を次のように挙げています。
■教員の場合
上司にあたる講座教授からの研究妨害、昇任差別、退職勧奨など
■大学院生の場合
指導教員からの退学・留年勧奨、指導拒否、学位論文の取得妨害など
最近のアカデミックハラスメント事例
アカデミックハラスメントの被害者が徐々に声を挙げるようになり、事件が表面化するようになってきました。ここ数ヶ月の事例としては、威圧的な言動で精神的苦痛を与えたとして、熊本大学男性教授(50代)は2ヶ月間の停職処分、常識を超えた研究データ入力作業の学生への強要や人権侵害の発言により金沢大学の准教授が6ヶ月の出勤停止懲戒処分、筑波大学男性教授(40代)が、女子学生の体を触ったり、自宅に押しかけたりしたことが発覚し自ら退職、などがあります。
読者の方からも、「学部時代から助手や先輩から様々な嫌がらせを受け、我慢の限界に達した」と大学院を辞めた20代男性や、「大学院でイジメを受け、ついに不眠症になり、精神安定剤を飲んでいる」と言う現役大学院生からの投稿などが最近ありました。
なぜ大学内でハラスメントが横行しているのでしょうか?
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