企画採用の可否に限らず「受け手の反応」は確認する
ラジオのチューニングにおけるフィードバックが音ならば、企画におけるフィードバックは「受け手の反応」です。音量ゼロのラジオがうまくチューニングを合わせられなかったように、受け手の反応が見られない企画書というのは、やはり良好な状態に持っていくことができません。にも関わらず、受け手の反応を確認しないままの企画がいかに多いことか。その企画提案書が通ったにせよ通らなかったにせよ、その結果の理由を聞かないということが多々あるわけです。これはもったいない。
受け手の反応で企画力が磨かれる
たとえばあなたが営業マンとしてコンペの場面で企画を提案したとします。お客さんから、企画が採用されなかった旨の連絡があったとしたら、ご連絡のお礼とともにその理由を確認しなくてはなりません。「後学のために教えてほしいのですが、当社の提案内容は何が欠けていたのでしょうか? 何があれば、ご検討はより進んだのでしょうか?」というふうに。
企画が採用された場合にも、同じように尋ねなければなりません。「似たようなサービスを提供できる会社がある中で、どのようなところに気に入っていただいたから、当社を採用いただいたのでしょうか?」と。
そうした声が、あなたの学びを深め、企画力を着々と高めてくれることは間違いありません。