プレゼンテーション/プレゼンテーションの基本

プレゼンで「受け手の反応」を得る重要性

企画力はフィードバックなしには向上しようがありません。フィードバックとは?その本質とともに解説します。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

企画力を高めるにはフィードバック(=反応)が必要なのです
企画力を高める上で、なくてはならないものの一つに「フィードバック」が挙げられますフィードバックは、人によっては聞きなれない言葉かもしれませんね。本日は、このフィードバックについてお話ししていきたいと思います。

フィードバックとは何か?

フィードバックを簡単に説明すると「自分が行った行動に対する反応」と表現できます。わかりやすいように、例を示しましょう。ラジオをイメージしてみてください。ある局にチューニングを合わせようとしているとします。あなたはうまくチューニングを合わせられるでしょうか?

多くの場合、それは他愛のないことですよね。特に苦労なく合わせられると思います。では、もし同じことを「ラジオの音量をゼロにして」やるように言われたらいかがでしょうか? 「そんなのムリだよ!」と直感的に思うのではないでしょうか? これこそがフィードバックの一例です。

フィードバックで行動の効果が分かる

ラジオのチューニングを合わせるとき、私たちは音を聞きながら微調整を行っています。ツマミをちょっと右にひねってみて、音がクリアになったのか逆にノイズが増えたのかを、意識するとはなく聞いている。

クリアになったのならば、自分の取った動作(ツマミを右にひねるということ)は効果的な行為だったとわかる。逆にノイズが増えたならば、自分のとった動作は逆効果だったと気づく。つまり、音というフィードバックなしには、自分のとった動作が効果的だったのかどうかはわからないということです。

次のページフィードバックと企画力について、もっと詳しくお話しします。
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