和菓子/かりんとう・豆菓子・煎餅類

おすすめかりんとう特集(2ページ目)

遣唐使が伝えた「唐菓子」に始まるとも、16世紀頃に中国から伝来したとも、南蛮菓子の一種とも言われる「かりんとう(花林糖)」。今回は手土産向きのかりんとうを5つご紹介します。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド


その3:「菓寮 花小路」(荏原、本郷ほか)

「菓寮 花小路」
「菓寮 花小路」。黒砂糖の味と香りが力強い。
かりんとうのカロリーが気になる方におすすめしたい「菓寮 花小路」。油で揚げない「焼きかりんとう」は、べと付かず、くどさもなく、軽さが「麸菓子」と似ていなくもありませんが、それよりも歯応えがあり、かりんとうを食べているのだと納得できる食感。固すぎないところがむしろ年配の方には喜ばれそうです。何よりも、黒砂糖のコクと風味が印象的です。

詳細記事:揚げない「焼きかりんとう」菓寮 花小路

「菓寮 花小路」(荏原店・本社事務所売店(本郷)ほか)
電話(代表): 0120-875312
(電話受付時間;月~金9:00~17:00、土・日・祝祭休)

その4:「かりんとう たちばな」(銀座)

「かりんとう たちばな」
「かりんとう たちばな」。左は「ころ」、右は「さえだ」。
花月と同様、艶やかな飴がけのかりんとうを作る銀座の「かりんとう たちばな」。扱っているのは細い「さえだ」と太い「ころ」の2種類のみです。どちらも一見固そうですが、歯を当てるとサクッと折れます。朱色に橘(たちばな)をあしらった缶は手土産におすすめです。

詳細記事:手土産にしたい「東京のかりんとう」

かりんとう たちばな
住所:東京都中央区銀座8-7-19(江安ビル1階)
電話:03-3571-5661
地図:Yahoo!地図情報

その5:「日本橋錦豊琳(にしきほうりん)」(東京駅)

日本橋錦豊琳
「日本橋錦豊琳」。左は「きんぴらごぼう」、右は「黒こしょう」のかりんとう。
東京駅構内の「GRANSTA(グランスタ)」の行列が絶えないかりんとう専門店「日本橋錦豊琳」。手土産にも向くモダンなパッケージが目を引きますが、国内産小麦粉を使い、天然酵母で発酵させた生地を一番搾りの菜種油でカラリと揚げたかりんとうは、体にも優しそう。「きんぴらごぼう」「黒こしょう」などの辛味のある味は、おつまみとしても楽しめます。

詳細記事:GRANSTAの「家族と食べたい」和菓子

日本橋錦豊琳
住所:JR東京駅構内地下1階「GRANSTA」


(以上店名順)

今回はロングセラーで愛されているかりんとう、モダンなパッケージと個性的な味が人気のかりんとう、ヘルシーなかりんとうをご紹介しました。ご紹介した中に、黒砂糖がたっぷりついたお馴染のかりんとうはありませんが、かりんとう好きにとっては、油で揚げた芳ばしさと黒砂糖のコクを楽しむ素朴な味も外せません。そんな方におすすめなのは、例えば新宿中村屋の黒砂糖のかりんとう「黒かりんとう」。クラシカルな缶入りは、贈り物にも向きます。
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