大阪の南部。堺市の南部に位置する「浜寺公園」 |
南海本線で、大阪・難波から18分。懐かしいチンチン電車も。
南海本線「浜寺公園駅」。国の登録文化財建造物にもなっている貴重な駅舎。 |
駅の西側は、古くからある飲食店や和菓子屋さんなどの商店が軒を連ねています。3分ほど歩くと、浜寺公園の入り口と、チンチン電車「阪堺電気軌道阪堺線」の終点「浜寺駅前駅」が見えます。昔ながらのチンチン電車と小さな駅(乗り場といったほうがふさわしい?)は、そこだけ時が止まっているような懐かしい雰囲気につつまれていました。
かつて海浜リゾート地として有名だった浜寺公園
浜寺公園の入り口。南海高野線の駅から歩いて3分程度で着く。 |
明治時代に出来た「浜寺公園」は、当初、白砂青松の美しい海岸線をもち、たくさんの観光客で賑わう海浜リゾート地として有名でした。その後、大正時代には、別荘地としても栄え、瀟洒なお屋敷の街となったようです。ところが、戦後、海岸部分を埋め立て、大規模な泉北臨海工業地帯が出来ました。
浜寺の海は姿を消し、白砂青松の風情は消えてしまいましたが、公園の南側に作られた「浜寺水路」は、ボートの練習などに使われたりと、海の香りを楽しむことが出来ます。昔の風情を少しでも残そうとした昔の人の思いが伝わってきますね。
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