極薄ボディと60gウェイトの斬新構造
後方に取り付けられた60gのパワーブースターと、035mmという超極薄のボディという斬新な構造が飛距離の秘密 |
まず、高強度チタン合金を使用した高弾性ボディ。クラウン・サイド・ソールにわたるボディ全周部の90%を、コピー用紙3枚分0.35mmという極端に薄く形成。
そして、パワーブースターと呼ばれるヘッド後方に装着された大型の60gウェイトを装着。これまでのドライバーでは考えられないほど低重心、深重心になっています。その結果、高打ち出し角、低スピンの飛びの弾道を生み出しやすくなります。
スイートエリアが広いのも特徴。オフセンターヒットがミスになりにくく、メーカーで打点を確認してほしいと注意を促しているほど。
ガイドは、実際のドライバーの断面を確認する機会にも恵まれましたが、力を加えると湾曲してしまうほどの、とにかくものすごい薄さ。こうした複雑な構造と、重心設定は、一般的な製法では到底困難。実際の製造では複雑な工程を経ているため、どうしてもコストがかかってしまう模様。結果的に上位機種の「RYOMA D-1 PREMIA」ドライバーは、実売価格が126,000円となかなか高額に……。
こうした構造が分厚いインパクトの後、ロースピン弾道で前へ前へ飛んで行ってくれる。飛距離、感触、方向性と、他のメーカーのドライバーとは明らかに異質。しかし、結果は驚くほど良好。話題になるのも無理もないことだと感じます。
取材協力いただいた「RYOMA GOLF」谷本社長。飛びのドライバーの開発に、7年以上費やしたこだわりの人物。検証に裏付けされた確固たる飛ばしの理論が印象的でした |
そして、カスタムオーダーで好きなシャフトを選択することも可能です。ハードヒッターには、60g台、70g台の重いシャフトを装着して、体力に合ったドライバーにすることで「RYOMA D-1」の飛距離性能の恩恵を受けることが可能になります。
先端がしっかり目のシャフトで方向性重視。または、弾き感の強いシャフトで、さらなる飛距離を目指すなど、ゴルファーのタイプとニーズで、様々に選択できます。
構想から発売まで長い月日を重ねた「RYOMA D-1」ドライバー。革新的な飛びのドライバーができるまで発売をしないと確固たる信念をもったメーカーだからこそ、こうした性能は生まれたものです。大手メーカーであっても、現状、同様のコストと時間をクラブ開発にかけることはできないでしょう。
現在、関東近隣では積極的に試打会が開催されています。百聞は一見にしかず。試打を行い、性能を体感することをおすすめします。ちなみに、練習場ボールよりもコースボールでのほうがより性能を感じやすくなります。
ゴルファーの中には、新製品が出るたびに繰り返される「飛ぶ」「やさしい」といったキャッチコピーや宣伝に、いささか食傷気味の人も多いのではないでしょうか? そうしたゴルファーにこそ、「RYOMA D-1」の魅力に触れていただきたいと思います。
ゴルファーなら、長い時間をかけて開発された圧倒的な性能の違いを感じられるはずです。
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