【駅数】阪神は阪急の倍以上
駅数は、阪急電鉄が14に対して、阪神電鉄が30。なんと、阪神電鉄のほうが倍以上も多くなっています。阪神電鉄では、プラットホームから隣の駅がみえているようなところもあります。これには、開発理念の違いがあるようですよ。阪神電鉄は当初路面電車として市民の足代わりとしてスタートしました。誰もが気軽にすぐに乗り降りできる電車として、駅の数も多くなったようです。 一方、阪急電鉄のほうは、阪神間を速く結ぶのが目標だったとか。名前も「阪神急行」から、「阪急」と名づけられました。なので、駅の数も少ないのですね。
【沿線】商業施設:阪神沿線が充実
阪急「西宮北口」駅前。阪急沿線で少ない賑わった駅前。再開発ビルが建っている。 |
まず、商業施設の充実度を見てみましょう。阪神沿線のほうは「尼崎」「西宮」に商業施設が多くあります。その中でも「西宮」は駅ビルが充実。阪神百貨店の「阪神・にしのみや店」もあり、デパ地下の食料品などが勢ぞろいしていますよ。 その他にも、駅前に商店街がある駅は多数。庶民派で昔から賑わいのあった阪神沿線といえるでしょう。
阪急沿線ではガイドのおすすめエリアレポート(兵庫県)Vol 4 再開発が進む街「西宮北口」で紹介した「西宮北口」が賑わいをみせています。駅前には再開発で建てられたビルが並び専門店が数多くあります。阪急沿線で賑わいのある駅は少なく、どちらかというと静かな駅前が多いですね。もちろん、住宅地としても静かな環境が多いのも阪急沿線です。
同じ「御影」で比べると…
最後に、阪急沿線と阪神沿線の駅を同じエリアで比べてみましょう。神戸市の東部にある東灘区には「御影(みかげ)」というエリアがあります。阪急電鉄にも阪神電鉄にも「御影」駅があり、その間の距離は1キロメートル強。この2駅を見ると、阪急沿線と阪神沿線の違いがよくわかります。
|
|
どちらが住みやすいかは、人それぞれ。それぞれのライフスタイルによって、阪急派と阪神派にわかれることでしょう。阪急電鉄と阪神電鉄が統合されたとしても、決して、阪神間のライフスタイル「阪急派」と「阪神派」が一緒になることはないでしょう。
【関連記事】
◆阪急・阪神が統合!沿線住民の反応は?
◆JR・私鉄路線案内 Vol.1 関西の路線事情(京都~神戸)
◆今話題の阪神電鉄 沿線の住宅事情は?
-阪急神戸線沿線-
◆再開発が進む街「西宮北口」
◆戦前からの閑静な住宅街「夙川」
◆関西有数の高級住宅地「芦屋」
◆閑静な住宅街と学生の街「岡本」
◆山と海に囲まれた街「六甲」
-阪神本線沿線-
◆ガイドのおすすめエリアレポート(兵庫県)Vol 10 歴史ある球場と住宅地の街「甲子園」