姫路城、甲子園球場、神戸港。最近ではパソナの本社移転で話題となった淡路島。エリアごとの個性が強い兵庫県。ここ5年間で、兵庫県のどの街が最も地価が上昇したか、ご存知ですか?

今回は、令和3年に発表された国土交通省「都道府県地価調査」より、兵庫県の10万人以上の人口がいる市区町村の、地価が上昇した市区町村ランキングを発表します。
 

高級住宅街から下町まで。1位は「神戸市灘区」

地価変動ランキングTOP3

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1位は、神戸市灘区。大阪~神戸間のJR線・阪急線・阪神線が並行して走る「阪神間」と呼ばれる人気住宅エリアの西端、神戸市域の東側に位置します。北部は進学校として有名な兵庫県立神戸高校や神戸大学がある山麓エリア。自然環境が豊かな住宅エリアです。中部から南部にかけては商店街が複数ある商住混在地、さらに南には港湾エリア。高級住宅街から下町まで幅広い特徴を持つエリアです。

灘区の地価上昇の要因は、ずばり新駅効果でしょう。灘区内の西端、JR東海道線「六甲道」駅・「灘」駅間に「摩耶」駅ができたのはちょうど5年前の2016年。駅周辺はこの5年間で「駅なしエリア」から「JR駅前エリア」へと利便性が大幅アップしたわけです。
 

JR・阪急間徒歩5分の交通至便。2位は「神戸市東灘区」

2位は、神戸市東灘区。文字通り、1位の灘区の東に位置します。同じ阪神間である芦屋市や西宮市と並び住宅人気の高い行政区です。阪神間エリアは北から順に阪急神戸線、JR東海道線、阪神本線と複数の鉄道が神戸と大阪をつなぐように通っており、大阪・神戸両方への移動が便利です。

東灘区の地価上昇要因は、利便性の高い住宅地としての評価が高まったことによると考えられます。とりわけ市域中心部、駅間が徒歩5分と近接するJR「摂津本山」駅・阪急「岡本」駅両駅利用可能なエリアは分譲マンションから駅徒歩圏内となる北部の戸建てエリアまで住宅需要は旺盛で、商業地共に極端な売り手市場となっています。
 

交通利便性に比べて割安な地価。3位は「神戸市兵庫区」

3位は神戸市の中心街、三宮のある中央区の西隣「神戸市兵庫区」。JR神戸線「兵庫」駅、神戸高速線、神戸市営地下鉄などの鉄道網の他、国道2号線、阪神高速神戸線といった自動車移動も便利です。平安時代に平清盛が福原京を建造するなど歴史もある街です。

兵庫区の地価上昇は三宮周辺の再整備などによる中央区への期待感が高まったこと、そして地価が安かったことが理由と考えられます。兵庫区の上昇率は、阪神淡路大震災で被災した「旧神戸阪急ビル東館」が神戸三宮阪急ビルとして開業(2021年4月)するなど各所で開発が進む中央区よりも上位に位置しますが、金額では1万8000円と中央区(2万7600円)よりも低くなっています。

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