地球温暖化なのかヒートアイランドなのか。梅雨が開けたと思ったら、もう夏本番の様な暑さです。とはいえ、よほど仕事環境に恵まれた人でなければ避暑地に引っ越すわけにもいきません。では、せめて少しでも暑くない街に住む事は出来ないか?というわけで、大阪/京都/神戸の三都市の夏はどこが一番暑くないのかを調べてみました。

平均気温が高いのは大阪市

夏の平均気温を比べよう、ということで8月の平均気温を調べて見ると、昨年が大阪29.9℃、京都29.1℃、神戸29℃。う~ん、これではよくわかりません。なので過去何年かの平均をみる事に。5年平均(2007~2011年)が大阪29.1℃、京都28.7℃、神戸28.8℃。30年平均(1981年~2010年の平均)が大阪28.8℃、京都28.2℃、神戸28.3℃。50年平均(1936年~2007年の平均)が大阪28.4℃、京都27.8℃、神戸28.0℃。

どこも暑いが大阪が少し抜けています。ちなみに本州最南端である鹿児島県の鹿児島市の8月の平均気温が28.5℃(1981年~2010年)、29.1℃(2007年~2011年)。いまや三都市は「南国並み」の暑さなのです。

「暑くなっていない」のは神戸市

経年変化を見てみましょう。「8月の気温が50年あたり何度上がったか」という資料がありました。こちらは大阪1.20℃、京都1.22℃、神戸0.66℃。神戸が比較的気温上昇が少なくなっています。

8月の気温上昇率を、1936年以降連続して気温が観測されている全国62地点で比較した場合の上昇率が大きい方からの順位は京都7位、大阪11位に対して神戸は36位。今後の事も考えると神戸が一番「暑くない」都市といえるでしょう。

この理由について気象庁のレポートでは「神戸では夜間に六甲山地から山風が吹くことが多く、この山風による熱が拡散されるため都市化による影響が現れにくい」と書かれています。

山だけを考えると京都も散歩山に囲まれているわけですから、「山+海」のセットで考えた方が良さそうです。

ここまでは平均値をみましたが、平均とはあくまで結果の話。実際には過ごしやすい日やクソ暑い日の積み重ねがあり、それらの分布により体感も随分変わってきます。次のページでは三都市の暑い日/暑い夜をみてみます。