住みたい街 関西/住みたい街の見つけ方[関西]

データで見る街比べ Vol.1 京都・大阪・神戸 3都徹底比較!

関西を代表する街「京都」「大阪」「神戸」。どの街も特徴的ですが、統計データから何かわかることはあるのでしょうか?

福一 由紀

福一 由紀

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関西の三都とも呼ばれる「京都」「大阪」「神戸」。この3都市は、同じ関西にありながらも、方言や生活習慣などが異なり、全く違った街といえます。観光地としても「三都物語」と呼ばれるほど、街の表情は違います。この3都市を、市の公表データをもとに徹底分析してみたいと思います。(データは、「大都市比較統計年表(平成15年)」より抜粋)


人口、人口密度では大阪市がトップ。

住宅地
都会は、建物が密集していることが多い。人口密度もかなり高くなる。
まずは、人口や人口密度を見てみましょう。これは予想がつくように、大阪市がいずれもトップでした。人口では、京都市146万人、大阪市262万人、神戸市151万人となっています。びっくりするのは、人口密度。1km2あたりの人口密度が、京都市で2,402人、神戸市が2,754人に対して、大阪市は11,839人!なんと、京都や神戸の4倍以上です。面積が狭いということもあるでしょうが、やはり大阪は、人がたくさん住んでいるというのがよくわかりますね。

【京都市、大阪市、神戸市の人口関連データ】
(大都市比較統計年表(平成15年)より抜粋)
  世帯数 人口 1世帯あたり
人員
人口密度
1km2あたり
人口1000人につき
婚 姻 離 婚
京都 640,741 1,466,006 2.29 2,402 5.7 2.3
大阪 1,217,354 2,627,895 2.16 11,839 6.8 3.0
神戸 638,300 1,516,863 2.38 2,754 5.6 2.4


次に、人の動きを見てみましょう。人口1000人に対する婚姻数では、京都5.7、大阪6.8、神戸5.6となっています。大阪市が少し多いようですが、他の都市と比べると大差はなく、都市部の中では平均的なところでしょうか。ところが、離婚件数は違います。人口1000人あたりの離婚件数は、京都2.3、大阪3.0、神戸2.4となっており、大阪市の高さがこちらも目立ちます。この大阪市の3.0件の数字は、他の都市と比べても大きく、全国で2位は札幌の2.8で、3位の東京都区部では2.4となっています。大都会というだけで、離婚率の高さがいえるわけではなさそうですね。


中心街で人口密度が高い京都

それぞれの市でも、地域によって環境はさまざまですね。ここでは、生活環境に密着する人口密度について注目してみました。各市の人口密度を区別に出し、人口密度が高い順にトップ5を出しました。

【京都市
人口密度トップ5】
区 人口 人口
密度
中京 98,626 13,364
上京 83,704 11,773
下京 73,618 10,794
南 97,671 6,190
東山 42,684 5,722
【大阪市
人口密度トップ5】
区 人口 人口
密度
城東 160,219 19,028
西成 136,519 18,574
阿倍野 105,695 17,645
東成 79,606 17,496
住吉 160,342 17,167
【神戸市
人口密度トップ5】
区 人口 人口
密度
長田 104,448 9,114
垂水 224,892 8,363
兵庫 107,933 7,423
東灘 200,953 6,619
須磨 173,137 5,771
(大都市比較統計年表(平成15年)より抜粋)

驚くべきことに、京都の中心部「中京区」「上京区」「下京区」の人口密度がとても高いですね。この地域は、ビジネス、行政の中心街となっており、賑わいのある繁華街もある場所です。反対に、大阪のビジネス街の中心「北区」や神戸の中心街「中央区」はいずれも人口も少なく、人口密度も低いほうです。このエリアに、たくさんの人が住んでいるのは、京都の特徴といえるでしょう。都の名残をもちながら、発展していった京都ならではですね。また、職場と住居が近い人も多いはず。職住が近いのは都市では珍しいことですね。

大阪市では、ビジネスの中心街や繁華街のエリアを囲むように、周りの地域で人口密度が高いことがわかります。「城東区」「西成区」「阿倍野区」と、大阪のキタやミナミに隣接するエリアが特に人口密度が高いですね。逆に、ビジネス街の「北区」や「中央区」はそれぞれ9,358人、6,993人と番外。それでも、他の都市から比べると人口密度の高さが際立っています。一番低かったエリアは、「西淀川区」「住之江区」「此花区」。このエリアは、海沿いに並んだ工業地帯。工場が多い地帯なので、人口密度は低くなったようです。

神戸市は、人口密度の低さがよくわかります。一番高い「長田区」でも9,114人で、大阪の繁華街「北区」より低いほど。長田区は、阪神淡路大震災の時でも、住宅の密集した地域と注目されたエリアでした。そんな長田区でも、京都・大阪と比べると密集度が極端に少ないということは驚くべきことです。住宅街として発展している「垂水区」「東灘区」「須磨区」などが、トップ5に入っています。でも、人口密度は都市としてはかなり低い値。神戸市は、ゆったりと暮らせる街といったところでしょうか。

次のページでは、住宅事情や公共施設などを見ていきましょう。
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