北・中央・西・天王寺区はコンビニ天国
多いところにはたくさんあるコンビニ。隣り合わせであるところも |
24区を「1km四方に何件のローソン・ファミリーマート・セブンイレブンがあるか?」「10,000世帯あたりに何件のローソン・ファミリーマート・セブンイレブンがあるか?」で並べてみてみました。
結果は、どちらの見方でもTOP4区は同じ。北区・中央区・西区・天王寺区。「広さ当たり」と「世帯当たり」で順位は異なりますが、この4区が市内の「コンビニ天国」といえます。
4区ともビジネス街が広く、世帯数あたりが多くなるのはある種当然ですが、1km四方の店舗数で見ても一番少ない天王寺区で7.3店と、市内平均の倍以上。1位の西区は9.0店で、最下位の此花区(0.9店)と比較すると、10倍の「コンビニ格差」が存在します。
浪速区・福島区・淀川区もコンビニ利便性大
ビジネス街にあるコンビニ。意匠がビルとあっている |
街並みとしてはTOP4区に近い浪速区と福島区、そして十三(じゅうそう)を中心とした商業盛んな淀川区、大規模マンションの目立つ都島区、まだまだ木造家屋の多く残る東成区あたりが2番手グループとなります。
面白いところでは、世帯当たりの店舗数では2番手グループですが、1km四方でみると最下位グループにつける区が2つあります。住之江区と大正区。どちらも臨海部で面積における工業エリアの占める割合が大きいために、このような結果となります。
意外!旭区・城東区はコンビニ少なし
都心部ではかなりの店舗数があるセブンイレブン。周辺部ではまだ店舗数が増えそうな勢い |
先ほども書きましたが、1km四方の店舗数では臨海部の工業エリアが広い所はどうしてもコンビニ密度が低くなります。1km四方で店舗数の少ない5区は此花区(0.9店/1km2)、西淀川区・住之江区(1.7店)、大正区・生野区(2.1店)。いずれも大阪湾に面した区です。と、言いたいところですが1区だけ例外。生野区です。では、世帯当たりで比較するとどうなるか?
10,000世帯当たりで比較した場合、少ない区から順に、城東区(2.8店)、生野区(2.9店)、西成区(3.2店)、旭区(3.8店)、阿倍野区(3.9店)となります。
生野区・西成区は、どちらも分譲マンション少なく木造低層住宅が密集したエリア。ここはなんとなくわかるのですが、他の3区は意外な結果と思われた方も多いかと。
以上、大阪市内24区をコンビニを切り口にして見てまいりましたがいかがでしたでしょうか?何かと便利な施設なのに、教育環境や住環境、近頃では地球温暖化に対してまでも悪者扱いされてしまう時もあるコンビニ。うまく使えば本当にコンビニエンスな施設です。皆さんはどのようにお使いになりますか?
(数字はすべて2008年9月19日現在の各社ホームぺージ等を参考にしたものです)
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am/pm