北大阪急行電鉄「千里中央」駅の北西約2kmのあたりに阪急千里線「北千里」駅があります。阪急千里線の駅は北から順に「北千里」「山田」「南千里」。真ん中が「千里中央」だとわかりやすいのですが……。そんなことや、支線であることもあってか、いま一つ知名度は低いのですが、「千里中央」駅界隈よりもニュータウン的な街並みで人気の住宅街。今回はそんな「北千里」駅界隈をご紹介します。

大阪(梅田)から30分圏内の吹田市最北端


北千里駅
戸建と集合住宅の町並み
(上)「北千里」駅の駅舎。全国初の自動改札機が設置されたのはこの駅(下)左は戸建、右は集合住宅。道路一本で街並みがガラリと変わる
「北千里」駅は、ほんの1~2km程度離れれば、東は茨木市、西は豊中市、北は箕面市となる吹田市の最北端に位置する駅です。

このあたりは「千里」と名のつく駅が複数あります。周辺の地理を知ってる人にとっては問題ないのですが、東京からの出張の方が、「千里なんとか」駅などあやふやな記憶で行き先を間違ってしまう事もあるそうです。

ちなみに北大阪急行電鉄「千里中央」駅は豊中市、JR東海道線「千里丘」駅は摂津市に位置します。

話は戻って、「北千里」駅周辺ですが、千里線の線路に沿って南北に通る幹線道路は北に2km強行くと国道171号線、南方面2km弱には中国自動車道が通っています。車移動に関して北摂の他エリアと比較した場合、一等便利、というわけでもないですが「どこへ行くにもそこそこに便利」といった立地です。

北千里駅の手前あたり
高台を走る阪急電車。30分後には都心に到着する
一方、電車での移動ですが、阪急京都線・千里線の特徴といえば、大阪市営地下鉄と相互乗り入れしているという事。大阪方面へ通勤であっても梅田勤務でなく淀屋橋・北浜勤務の方も多いですが、北浜界隈へ一本でいくには京阪本線沿線でなくても、この路線でもOK。「北千里」駅は「梅田」駅・「北浜」駅ともにアクセス可能&始発駅という貴重な駅でもあったのでした。

また、支線とはいえ梅田まで(から)乗換なしの直行便も多く、朝夕の通勤時は5~10分程度の間隔で電車が来て「北千里」駅~「梅田」駅の所要時間は30分弱。これは「千里中央」駅~「梅田」駅と同程度。「北千里」駅~「北浜」は30分強で到着。30分といえばJR「大阪」駅から「三宮」駅・「京都」駅に着いてしまう時間であり、近いとはいえませんが、これは「千里中央」駅とて同じ。直通で30分というのは充分利便と言える立地でしょう。

緑+公園、アクセントは坂道

広い公園
広い公園2
周辺の公園は敷地が広く、空地が多くある。子どもが遊ぶだけでなく、大人のウォーキング等にも適している
この「北千里」駅周辺、なんといっても緑と公園の多さが特徴。

千里ニュータウンの中心ともいえるこの周辺は、適当にカーブが続く街路樹の整備された道路・歩道、それに大規模から中規模程度の公園が点在しており、大阪の街特有の雑多な感じが一切ありません。

ニュータウンといえば、なんとなく無機質なイメージを持ってしまいがちですが、ご存じの通り千里ニュータウンは「オールドタウン」。いい具合に枯れた街並みは、ゆっくり歩きたくなる大変落ち着いた雰囲気です。

もう一つの特徴は坂道の多いこと。街全体が緩やかな南斜面となっています。

随所に坂がある、ではなく街が全体的に坂道となっておりフラットな道路が殆んどありません。それもほぼ一律に北から南に向かっての下り坂なので、駅の北側に住む人にとっては駅に向かう時はずっと下り坂で家に帰る時はずっと上り坂。これについては好き嫌いが分かれる部分でしょう。

しかし、南向きの住宅は眺望も開け、日当たりも良くなるという、坂道のデメリットを補って余りある「南斜面の効用」もあります。

続いて次ページでは、周辺施設と街並みのご紹介をいたします。