太秦って何て読むでしょう?かなりの難読地名です。正解は「うずまさ」。読み方を聞くと「映画村のあるウズマサだ!」」と思われる方が多いでしょう。しかし、映画村に行ったことはあっても「住む」という観点で街並みをご覧になった方は少ないでしょう。今回は京都市右京区の太秦界隈を紹介いたします。

JRと京福、3線5駅利用可能

帷子の辻駅
太秦駅
(上)JR「太秦」駅。駅への出入りは北側からのみ。駅前はローターがあるのみで殺風景(下)京福電鉄「帷子の辻」駅。ここから路面電車に乗って四条大宮まで行くことができる
JR「太秦」駅はJR山陰本線(嵯峨野線)の「京都」駅から数えて5つ目の駅で、1駅西は「嵯峨嵐山」駅。京都市中心部から5km程西の位置になります。駅周辺はおろか駅前にも商業施設はなく、あの大きな駅舎の京都駅からたかだか5つしか離れていないとは思えないようなひなびた駅です。

JR「太秦」駅から南に3~4分ほど歩くと京福電鉄「帷子の辻(かたびらのつじ)」駅です。京福電鉄は通称「嵐電(らんでん)」とよばれている路面電車でノスタルジー満点。遠い時代の歴史の流れをくんだ地名の由来も、路面電車に負けず劣らずノスタルジーにあふれています。

この「帷子の辻」駅は3方向へと線路が伸びるターミナル駅です。駅周辺はJR「太秦」駅が住宅地であったのに対し、こちらは商業施設が多くあります。西に向かえば、JR「太秦」駅同様、嵐山へと向かいます。東方向は京都市内中心部へと向い、終点は「四条大宮」駅で、阪急京都線と乗り換え可能です。この東西方向が嵐山本線となります。北方向に伸びるのは北野線といい、途中大きく東へカーブして、終着駅は「北野白梅町」駅。菅原道真がまつられ学問の神様として有名な北野天満宮の最寄り駅となります。

嵐山方向の隣駅である「有栖川」駅、大宮方面への隣駅「太秦広隆寺」駅、一つ北側の「常盤」駅へはいずれも約500mの距離しかありません。JR「太秦」駅とあわせてこの周辺は3線5駅が利用可能となります。

東西に走る幹線道路が便利

新丸太町通
三条通
(上)新丸太町通りは片側2車線で歩道も付いたゆったりとした道路(下)「帷子の辻」駅南側にある三条通は、片側1車線で生活感が濃い
太秦周辺は、京都市内中心部のような碁盤の目状の街区ではなく、また区画整理もなされていません。よって車での移動はJR線に並行して走る2本の幹線道路がメインとなります。

線路の北側約400mあたりには新丸太町通があります。東に向いて進むと途中丸太町通となり、京都御所(ここまで約5km)を経て平安神宮近辺まで一直線です。片側2車線の道路は歩車分離もなされていて車も歩行者も通行しやすくなっています。

この新丸太町通りは、多くの商業施設が建ち並びます。スーパーやショップ、ファーストフードへ出入りする人の数は多く、JR「太秦」駅の駅前風景からは想像できないほどの賑やかさです。

線路の南側を東西に抜けているのは三条通です。新丸太町通が新しい幹線だったのに対して、こちらは昔ながらの街道風情。「帷子の辻」駅周辺を中心に小さなお店が多く並びます。

ちょっと便利な郊外の街である太秦。しかし太秦を紹介するとなると外せないものがスポットがあります。そう、東映太秦映画村です。次のページでは映画村周辺のご紹介をいたします。