不眠・睡眠障害/不眠・睡眠障害の種類

睡眠障害の種類・タイプ分け

夜に眠れないと、昼間に強い眠気に襲われます。逆に、日中に仮眠を取りすぎると、夜に眠れなくなります。睡眠に問題を感じている人は、まず、自分の睡眠障害の種類を知ることから始めましょう。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

眠れない人と眠り過ぎる人……大きく4つの睡眠障害

不眠
夜はグッスリ眠って、朝はスッキリ目覚め、昼間も眠くなければ、あなたの睡眠に大きな問題はないでしょう
睡眠の障害には、大きく分けて4つのタイプがあります。

■ 不眠症
眠れない状況によって、寝つきが悪い「入眠障害」、夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」、朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、眠った気がしない「熟睡障害」があります。

■ 過眠症
日中、異常に強い眠気が起きる状態です。不眠のために、過眠を起こすこともあります。時には、重大な事故の原因となることがあるので、要注意です。

■ 睡眠覚醒リズム障害
人は長い歴史を通して、昼間は活動して夜に眠るというパターンを身につけました。しかし、最近の社会環境の変化によって、この睡眠と覚醒のリズムが壊れてしまう人が増えています。

■ 睡眠時随伴症
寝言を言ったり、寝ぼけたりすることは、健康な人にもあることです。しかし、物を壊したり人に危害を加えたり、知らないうちにものを食べたりするようなら、病気の可能性があります。

眠りに関する悩みを持っている人は、自分の症状に当てはまる睡眠障害を見つけて、早めに対処しましょう。


■ 睡眠障害の種類別 詳細解説

1. 眠れない・寝つきが悪い・眠りが浅い >>
不眠の原因となる病気をご紹介します。

2. 過眠・眠気が取れない・目覚めが悪い >>
過眠症や起床障害の見分け方をご紹介します。

3. 昼夜逆転・睡眠時間帯の異常 >>
睡眠と覚醒のリズムを障害する病気をご紹介します。

4. 歯ぎしり・寝言・金縛り・悪夢 >>
睡眠中の異常現象が起こる理由をご紹介します。

睡眠障害は、日本人の2割以上の人が悩んでいます。また、睡眠障害による経済的損失の試算によれば、眠気による作業効率の低下や事故のために、日本全体で年間3兆3千億円も失われています。これは、放っておけない問題ですよね。眠りに悩みがある人は、1日も早く原因を見つけて、しっかり対処しましょう。

まず、不眠について見てみましょう。
1. 眠れない・寝つきが悪い・眠りが浅い >>
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