寝るときに脚を動かす癖、擦り合わせる癖がやめられない…

むずむず脚症候群

じっとしていると、無性に脚を動かしたくなりませんか?

あまり馴染みがない名前かもしれませんが、実は増えている不眠症の一つに「むずむず脚症候群」というものがあります。

むずむず脚症候群は、夕方から夜、特に布団に入って眠りかけたときに、脚がむずむずして眠れないと感じるというのが特徴です。自覚している方はもちろん、無自覚でも家族、ベッドパートナーから、「眠っているときに、よく脚を動かしている」 と言われたことがあるなら、この病気の可能性があります。日本人全体の1~4%がこの病気に該当するとも考えられています。

むずむず脚症候群のセルフチェック法

次のような症状がある場合、むずむず脚症候群が疑われます。まずは自分でチェックしてみましょう。

■ 異常感覚があり、脚を動かしたくなってしまう
主に、ふくらはぎや足の甲、足の裏に、痛みや不快感を感じます。異常感覚は人によって、虫がはう感じ、むずむず感、かゆい、ほてるなどと表現されます。

■ 睡眠中に落ち着きなく、脚を動かしてしまう
脚の不快で耐え難い異常な感覚は、脚を動かしたり、床にこすりつけたり、あるいは冷やすと楽になります。そのため睡眠中に、無意識に脚を動かしてしまいます。

■ 異常感覚は安静にしているとひどくなり、脚を動かすと軽くなる
睡眠中以外にも、異常感覚は襲ってきます。目覚めている時でも、横になったり座るなどして脚を動かさないでいると、不快な感じが起こり、脚を動かすとその感覚は消えます。

■ 症状は必ず、夕方から夜にひどくなる
むずむず感のために寝つきが悪く、熟睡もできずに夜中によく目が覚めて、その後は眠れなくなってしまいます。真夜中~早朝になるとやっと、異常感覚が軽くなったり消えてくれます。

むずむず脚症候群が合併しやすい病気に、貧血・腎不全なども

むずむず脚症候群に悩まれる患者さんは、不眠よりも、日中の眠気が強いことに悩む方もいます。また、むずむず脚症候群の患者さんの6~8割の人は、睡眠中に片方あるいは両方の足関節を周期的に曲げたり伸ばしたりする「周期性四肢運動障害」を合併しています。さらに、貧血や腎不全、心不全、関節リウマチ、パーキンソン病の人も、むずむず脚症候群を起こしやすいことが知られています。

脚の異常感覚が夜にだけある場合を軽症、夕方から症状が出れば中等症、昼間から症状があれば重症と考えられています。重症例では、長期にわたる不眠の結果、うつ状態となって自殺を図ってしまうようなケースもあるので、軽視せず注意するこが大切です。

睡眠障害の専門医以外はまだ詳しくない可能性がある病気なので、睡眠薬を飲んでもよくならない不眠が長く続くようなら、一度、むずむず脚症候群に詳しい精神科や神経内科を受診しましょう。


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