前回の記事では、むずむず脚症候群の原因とメカニズム をご紹介しました。今回は、病気の治療法について解説します。

新しい薬の治験が進んでいます

むずむず脚症候群
200万人の患者さんに、近く、良い知らせが届きそうです
治療では、まず、貧血や糖尿病など、原因となる病気をしっかりコントロールします。元の病気が良くなるだけで、むずむず感がなくなってしまうこともあるからです。

また、カフェインやお酒、タバコがむずむず感を引き起こしやすくするので、これらの嗜好品は避けるようにしましょう。

統合失調症などの治療に用いられるフェノチアジン系抗精神病薬は、副作用としてむずむず脚症候群を起こすことがあります。この薬を飲んでいるときには、主治医と相談して、薬を変えてもらいましょう。

それでもまだ、症状が取れないときには、ドーパミンアゴニスト という薬が、まず使われます。むずむず脚症候群の原因は、脳内のドーパミンが少なくなってしまうことです。そのドーパミンと同じような働きをするドーパミンアゴニストを補うことで、症状を軽くするものです。

欧米では、ドーパミンアゴニストのうち、プラミペキソールとロピニロールが、治療の中心となっています。これら薬は日本でも、パーキンソン病の患者さんが飲んでいて、むずむず脚症候群の治療薬としての保健適応の追加が待たれています。

これまでは、ドーパミンアゴニストのほかに、クロナゼパムなどの抗てんかん薬や催眠・鎮静薬のベンゾジアゼピン、鎮痛薬のオピオイドも使われてきました。これらの薬にはある程度の効果がありますが、副作用も見られるので、専門医と十分に相談しながら、薬の種類や量を決める必要があります。
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