「寒さ」が気持ちを殺伐とさせる
「寒い考え」は「寒波ゆえ」と思うと、楽になります
吹きさらしの寒い風に当たって通勤電車を待っていると、「会社、辞めちゃおうかな」と思ったり、しんしんと冷える夜に1人で寝ていると「ああ、このままずっと一人なのかな」と寂しさが募ったりと、「寒い」と感じるだけで、頭にふっと浮かんでくる思いがネガティブな方へ、ネガティブな方へと連想してしまうもの。
そこで、そうした気分が生じるのは「寒波ゆえ」だということを、あらかじめ見積もっておくことが肝心。「温かくなってから考え直そう」と棚上げにして、乗り切っていきましょう。
日照時間が短く、憂鬱になりやすい
冬は日照時間が短くなり、人の気持ちを憂鬱にさせます。日光を浴びる機会が少なくなると、気持ちを安定させる脳内物質「セロトニン」の分泌が低下し、実際にうつ病になってしまうことも。これを「冬季うつ病」と言います。通常のうつ病の場合には、眠れない、食べられないといった症状を訴える人が多いのですが、この冬季うつ病の場合には、やたらと眠くなる、食べたくなる(特に炭水化物)といった症状が特徴的です。
生きるために日光が必要なのは、光合成する植物だけではありません。人間の脳の働きを正常にするためにも、陽に当たることは大切、なのです。
こもる生活で血行不良、寒さに弱くなる
外に出ない生活が悪循環を招く
すると、肩こり、だるさ、疲れを感じやすくなってきます。また、筋力が低下することで、熱をつくりだす力も弱くなり、冬の寒さにはますます弱くなってしまうのです。これが憂鬱やイライラをさらに強くさせます。
ヘビーな運動ではなくても、意識的によく歩く、ストレッチやヨガをするなどして、なるべく全身の筋力を使って生活をするように心がけましょう。