気が付けば「黒」ばかり選んでいませんか?
いつも黒を着ているあなた。ちょっと疲れがたまっていませんか? |
「なぜだかわからないが、最近、クローゼット中が黒ばかり」という場合、ちょっと心に目を向けてみたほうがいいかもしれません。色の心理効果のなかでも、黒は注意を要するカラーなのです。
商学博士の野村順一氏は黒を好む人について、「他人と区別するために黒を使い、かかわりあわないことを願い、自分の世界にひとりで閉じこもりがちである。しかし、権威あるイメージ、他人に有無をいわせぬイメージを与えようともする」と述べています。(『色の秘密』文春文庫PLUS 2005)
また、色彩コンサルタントの山内暢子氏は、「黒は色を否定する色、つまりすべての色を受け入れたくないという意思表示」と述べています。
最近、黒ばかり着ているという人は、最近人との関わりを避け、自分の殻に閉じこもりがちではないでしょうか? 自分の心を見つめなおしてみてください。
心の健康を保つための身だしなみのポイント3
身なりへの関心が、メンタルヘルスにもつながる |
1) 休日でも、日中はかならず身なりを整える
毎日、「日中はオン、夜はオフ」というリズムを守ることが大事。身支度を整えることが、オンとオフを切り替える“スイッチ”になります。体調不良でないかぎり、休日に1日中パジャマでいたり、顔も洗わないでダラダラしたりしないこと。
2) 外見への関心が薄れてきたら、疲れをチェック!
「汚い格好で外に出ても平気」など、外見への関心が薄れてきたと感じたら、心の状態を見直すことが大事。うつになる前に、疲れたら休むなど早めの対処を。
3) 色の「パワー」を着る!
最近身につける色がダーク系ばかりではないか、チェックしてみる必要があります。気が沈みがちなときには赤やオレンジのTシャツ、イライラしたときにはブルーのスカーフなど、身につけるものにも色のパワーを利用してみましょう。