身だしなみに気を使うのが面倒になった……心のSOSの可能性も
「休日になると顔も洗わず、髪もボサボサのまま1日を過ごしてしまう……」
以前は服や髪型などに気をつけていたのに、身なりに気を使えなくなった場合、心の状態をチェックしてみる必要があります。精神的な疲労が蓄積されると、まず身なりに変化が表れることが多いからです。
<目次>
- 身なり・身だしなみの変化は、社会性の欠如やうつ病が原因のことも
- 身だしなみが整えられない……「どうでもいいや」は危険信号
- 黒色の服装を好むのは閉じこもりたい心理の表れ?
- 心の健康を保つための身だしなみのポイント3
身なり・身だしなみの変化は、社会性の欠如やうつ病が原因のことも
まずは日頃の身だしなみをチェックしてみましょう。1)風呂に入らない日、洗髪をしない日が増えている
2)休日は起きたままの格好で過ごすことが増えている
3)毎日同じ服や汚れた服で出かけても、平気になってきた
4)街行く人の身なりにも、関心がなくなってきた
これらのポイントに心当たりがある人が、要注意なのです。「身なりを整える」ということは、「他者の目を意識する」ことにもつながるからです。
他者の目を意識すると、適度な緊張感を保ち、自分を律することができます。社会性も、この意識があることで養われます。
また、職場のうつを早期発見するためにも、身なりの変化はよくチェックされています。うつ病になると、「いままで興味や関心をもっていたことが、どうでもよくなる」という症状が表れるためです。
身だしなみが整えられない……「どうでもいいや」は危険信号
もうひとつ気をつけたいのが、「意識した上でだらしなくしている」ケースです。「自覚してやってるんだからいいんだ」と思っている人は多いと思います。しかし、他者の目を意識しなくなることで、知らず知らずのうちに自分の世界に閉じこもりやすくなっていくのです。着替えは、生活におけるオンとオフの切り替えスイッチのようなもの。外出時には緊張感を持ち、家に帰ったらリラックス。着替えで生活にメリハリをつけるのは、心のバランスを保つためにも大切なことです。
黒色の服装を好むのは閉じこもりたい心理の表れ?
最近、クローゼットの中にはどんな色の服が増えていますか?「なぜだかわからないが、最近、クローゼット中が黒ばかり」という場合、ちょっと心に目を向けてみたほうがいいかもしれません。色の心理効果のなかでも、黒は注意を要するカラーなのです。
商学博士の野村順一氏は黒を好む人について、「他人と区別するために黒を使い、かかわりあわないことを願い、自分の世界にひとりで閉じこもりがちである。しかし、権威あるイメージ、他人に有無をいわせぬイメージを与えようともする」と述べています。(『色の秘密』文春文庫PLUS 2005)
また、色彩コンサルタントの山内暢子氏は、「黒は色を否定する色、つまりすべての色を受け入れたくないという意思表示」と述べています(『色彩セラピー』 ロングセラーズ 2001)。
最近、黒ばかり着ているという人は、最近人との関わりを避け、自分の殻に閉じこもりがちではないでしょうか? 自分の心を見つめなおしてみてください。
心の健康を保つための身だしなみのポイント3
身なりには、心の状態が如実に表れます。心の健康を保つためにも、日ごろから外見に関心を持っていたいものです。最低限、以下の3つのポイントを頭に入れておくことをおすすめします。1) 休日でも、日中はかならず身なりを整える
毎日、「日中はオン、夜はオフ」というリズムを守ることが大事。身支度を整えることが、オンとオフを切り替える“スイッチ”になります。体調不良でないかぎり、休日に1日中パジャマでいたり、顔も洗わないでダラダラしたりしないこと。
2) 外見への関心が薄れてきたら、疲れをチェック!
「汚い格好で外に出ても平気」など、外見への関心が薄れてきたと感じたら、心の状態を見直すことが大事。メンタルヘルスが悪化する前に、疲れたら休むなど早めの対処を。
3) 色の「パワー」を着る!
最近身につける色がダーク系ばかりではないか、チェックしてみる必要があります。気が沈みがちなときには赤やオレンジのTシャツ、イライラしたときにはブルーのスカーフなど、身につけるものにも色のパワーを利用してみましょう。
以上のポイントを参考にし、自分の身なりの変化をメンタルヘルスのバロメーターととらえていくと、心身の健康をすこやかに保ち続けることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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