ストレス/ストレスチェック・自己診断

ココロは「身なり」にあらわれる!

最近、身だしなみへの関心が薄れていませんか? 暗い色の服ばかり着ていませんか? 疲れがたまると、外見にすぐ影響が現れます。身なりと心との関係について考えてみました。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

最近、身なりに関心がなくなっていませんか?

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心が疲れていると化粧する気も起こらなくなる・・・
「気が付けば、ジャージで出かける範囲が増えた」
「休日はすっぴん、髪ボサボサで1日過ごすことが多くなった」

以前は服や髪型にも多少の関心があったのに、身なりに気を遣わなくなった場合、心の状態をチェックしてみる必要があります。精神的な疲労が蓄積されると、まず身なりに変化が表れることが多いからです。


身なりにかまわなくなると
どうなる?

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「自分は他者にどう見られているの?」という意識が大切
いつも流行に敏感でいなくてはならない、というわけではありません。

1)風呂に入らない日、洗髪をしない日が増えている
2)休日は起きたままの格好で過ごすことが増えている
3)毎日同じ服や汚れた服で出かけても、平気になってきた
4)街行く人の身なりにも、関心がなくなってきた

これらのポイントに心当たりがある人が、要注意なのです。「身なりを整える」ということは、「他者の目を意識する」ことにもつながるからです。

他者の目を意識すると、適度な緊張感を保ち、自分を律することができます。社会性も、この意識があることで養われます。

また、職場のうつを早期発見するためにも、身なりの変化はよくチェックされています。うつ病になると、「いままで興味や関心をもっていたことが、どうでもよくなる」という症状が表れるためです。


「だらしなくてもいいや」が閉じこもりへの近道!?

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オンとオフのメリハリがない格好で出かけていませんか?
もうひとつ気をつけたいのが、「意識した上でだらしなくしている」ケースです。「自覚してやってるんだからいいんだ」と思っている人は多いと思います。しかし、他者の目を意識しなくなることで、知らず知らずのうちに自分の世界に閉じこもりやすくなっていくのです。

着替えは、生活におけるオンとオフの切り替えスイッチのようなもの。外出時には緊張感を持ち、家に帰ったらリラックス。着替えで生活にメリハリをつけるのは、心のバランスを保つためにも大切なことです。


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