ストレスによって疲弊すると、さまざまな心身の病気になりやすくなります。一般の人がなりやすい、代表的なストレス性の病気を紹介します。

ストレスによって起こる心の病気

ストレスがたまると、体や心の病気になることも!

ストレスがたまると、体や心の病気になることも!

■ うつ病

脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が不足し、憂うつ、不眠、倦怠感、食欲不振、焦燥感、意欲の低下、自殺企図などの症状が現れます。

治療には、「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や「SNRI」(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)などの抗うつ薬が使われることが多く、物事の捉え方を考えなおす「認知療法」などによる心理療法が併用して行われることもあります。

診療は、主に精神科で行われます。

■ 神経症
「不安」を主訴とする心の病気で、過敏で神経質な性格から、一般的な人が気にしないようなことに対しても、不安でいてもたってもいられなくなります。
代表的なものには、突然不安に襲われて、呼吸困難、動悸などの発作が出る「パニック障害」や、高所恐怖、会食恐怖のように、特定のことに過剰な恐怖を感じる「恐怖症」、一つの行動にこだわって、ずっとそれを続けてしまう「強迫神経症」などがあります。

治療には、症状に応じて抗うつ病や抗不安薬を使い、「自律訓練法」などのリラクゼーション法、少しずつ不安に慣れていく行動療法などが行われることがあります。

診療は、主に精神科神経科で行われます。

ストレスによって起こる体の病気

■ 心身症
強いストレスを受けたとき、そのショックによって健康が壊れる身体的な病気。代表的なものには、胃潰瘍、過敏性大腸症候群、本態性高血圧、気管支喘息、片頭痛、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などがあり、その病気の種類は100以上にも上ると言われます。

頑張りすぎる性格で、何でも徹底してやりすぎる人に起こりやすい傾向があります。治療では、体の病気の器質的な病変を検査し、その治療を行います。それと共に、精神的な苦痛が大きい場合には、抗不安薬などの薬物が投与されることもあります。

診療は、主に心療内科で行われます。


ストレスの原因をなくすことはできませんが、ストレスを溜めないように工夫する方法はあるのです。それについては、次のページでお伝えします。
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