栄養管理/ビタミン

ビタミンB1の効果・不足・過剰摂取

ビタミンB1の働き、ビタミンB1が不足したときの症状、欠乏しやすい人の傾向、栄養素の推奨量と国民の平均摂取量、過剰摂取した場合の影響、食品が含む栄養素量など、具体的な数値を示しながら分かりやすくまとめました。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

ビタミンB1の役割

炭水化物をたくさん食べる人も要チェック!

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ビタミンB1は別名チアミンともよばれます。不足すると脚気(かっけ)になることがよく知られています。ビタミンB1は、主に炭水化物から活動のエネルギーを生産するのに欠かせません。

ビタミンB1欠乏症

ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなったり、筋肉が弱くなったり、混乱等の精神的な障害などを引き起こすことがあります。心臓などにも悪影響を及ぼすことも。生魚はビタミンB1を分解するため、生魚の大量摂取はビタミンB1不足につながるという報告もあります。

ビタミンB1の過剰摂取

ビタミンB1は水溶性のビタミンなので、過剰な分は尿から排出されます。

ビタミンB1の推奨量・摂取量

ビタミンB1の推奨量は女性(18~69歳の場合)は1.1mg、男性(18~49歳)は1.4mgです。平成18年の国民健康・栄養調査によると女性は平均0.81mg、男性は平均0.94mgを食事から摂取していると報告されています。強化食品・補助食品から女性は平均0.60mg、男性は平均 0.63mg摂取しています。食事、強化食品・補助食品を合計すると平均摂取量は推奨量を充たしています。

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