オレンジジュースで心臓病・ガンを予防!
次に知っていただきたいオレンジジュースの効果は、心臓病(心筋梗塞などの虚血性心疾患)や癌に対しての予防効果です。欧米の報告によると、ジュースの中でもオレンジジュースには葉酸が多く含まれており、これらの予防効果を発するといわれています。葉酸はその名の通りに葉、すなわち野菜に多く含まれています。野菜を多く摂る日本人は葉酸不足はないとされていますが、さて実体はどうでしょうか?
ごはん(米)、パン・麺類(小麦)や肉類はほとんど葉酸を含んでいません。葉酸は過熱するとビタミンCほどではないにしろ、壊れてしまいます。そのため外食の代表選手であるハンバーガー、カレー、ラーメンといった献立からは摂取が難しいビタミンです。
また、『毎回定食の付け合わせでサラダがついてくるから大丈夫!』なんて甘く見てはダメです。定食の付け合わせ程度の量では葉酸を摂るのに十分とはいえません!
野菜ジュースという考えも一理あります。でも、飲みにくいので長続きしませんよね。
そこでオレンジジュースの登場です。手ごろな値段で飲みやすく、葉酸を多く含んでいるジュースがオレンジジュースというわけです。実際、一部のオレンジジュースはビタミンCではなくて葉酸の含有量が多いので栄養機能食品となっています。
オレンジジュースの飲み過ぎは禁物!一日2杯で十分!
オレンジジュースに血圧を下げる効果や、心臓病、癌の予防効果があるからといって、オレンジジュースの飲み過ぎはNGです。健康に良いと聞くと、そればかりをたくさん摂取してしまう方がいます。葉酸に関してもオレンジジュース一日2杯で十分量となります。
オレンジジュースの糖分は約10%。一杯(200mL)で御飯半膳(80kcal)ぐらいの熱量(カロリー)となります。1杯目を飲むならば、脱水状態で血糖値も下がっている朝が最適という事になりますね!
※ダイエットを考えるとオレンジジュースの飲み過ぎは禁物です。御注意ください。
*家庭の医学関連リンク*