療養食・食事療法/消化不良・便秘・下痢など消化器系の療養食

痩せているのは腸の機能が悪いせい?(2ページ目)

しっかり食べているのに、痩せで悩んでいる人の原因と対応策を探ります。腸の機能が悪いと、実際どのような症状が見られるのでしょうか。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

それでは痩せの原因を探って解決方法を見つけていきましょう。

(1)本当に十分なカロリーを摂取しているかをチェック

腸の機能が悪いから痩せていると思っている人も、まずは現在の食生活を分析してみましょう。消化不良で痩せているのではなく、カロリーやたんぱく質の摂取が不足しているかもしれません。沢山食べているつもりの人が、実はあまり食べていなかったり、あまり食べていないつもりの人が実は沢山食べていたりと、自分の認識と大きなずれがある場合があります。あまり運動をしていないと思っていても、ちょっとした日常の動作の違いの蓄積によって、カロリー消費の違いをもたらすこともあります。

腸の働きの異常を疑う前に、まずは1週間ほど、食べた物を撮影したり、食事・運動・活動記録をつけて、栄養士に相談したり、栄養分析ツールを使ってカロリー摂取量を調べてみましょう。カロリーが十分でない場合は、「これで解決!健康的に体重を増やす方法」の記事を参考に、健康的&効果的にカロリーアップを目指しましょう。

(2)次にトイレのチェックをしてみよう

下痢が多かったり、食べ物が消化されていないまま便として出てきたり、脂肪便(べっとり臭い)などがないかチェックしてみましょう。乳製品、特に牛乳に含まれる乳糖を上手く分解できない人は多く、下痢の原因になることもあるので観察してみましょう。日本人には少ないようですが、パンなどに含まれる小麦を上手く消化吸収できない人もいます。食品との相性を観察して、必要ならばしばらくその食べ物を控えてみましょう。また、飲み込むようにしてあまり噛まずに食べている人は、よく噛むようにしましょう。

(3)病院でチェックしてみよう

カロリーが十分に摂取できているのに、トイレのチェックで心配事があったり、貧血、疲労、体重減少などがある人は、病院でチェックしてもらいましょう。胃腸の症状は複雑で、大きな病気が潜んでいたり、栄養素が十分に吸収できない状態が続くと、栄養不足による体調不良や病気を引き起こすこともあります。特に、ダイエットをしていないのに、急に体重が減ってきた人は、必ず医師に見てもらうようにしましょう。


【関連リンク】
■これで解決!健康的に体重を増やす方法(All About 療養食・予防食)
■過敏性腸症候群の徹底対応策!(All About 療養食・予防食)
■お腹のガス・張り、おならを改善する食事(All About 療養食・予防食)
■下痢に困っている人の食事療法(All About 療養食・予防食)
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