下痢は誰もが経験することだと思います。下痢の原因はバクテリア・寄生虫・アレルギー・食物不耐症・食中毒・薬・人口甘味料・ストレス・消化器官の疾患などによります。食べ物は大腸に到着するまで水っぽい状態です。大腸で十分な水分が吸収されないと水分の多い便である下痢を起こしてしまいます。

げり

下痢の原因はたくさんある

ほとんどの下痢は、特別な治療をせずに症状が良くなっていきますが、様々な理由で慢性的な下痢に悩まされている人もいます。病気やその他の理由で慢性的な下痢に悩まされている人は食事にも注意しましょう。病気による下痢で衰弱し、他の病気に感染しやすくなり、入退院を繰り返すようなシビアなケースもあります。

 ひどい下痢が続く時の対処

一日に何度も下痢をする場合は、脱水症状になったり、電解質が過度に失われたりします。スポーツドリンクなどで脱水や電解質対策をするとよいかもしれません。ひどい下痢が続く場合は病院にいきましょう。また、便を観察して、変な形状・質感・色の場合も医師に相談しましょう。便秘と下痢を繰り返す、という場合も医師にみてもらいましょう。

服薬開始後の下痢

ヨーグルト

腸内細菌の乱れの下痢かな?

抗生物質の服薬は下痢を起こしやすいことが知られています。抗生物質は、俗にいう「善玉菌」と「悪玉菌」の両方を病原菌とともに退治してしまうそうです。腸内細菌のバランスを保つために、抗生物質の処方時に善玉菌を含むヨーグルトを食べたり、ラクトバチルスなどの乳酸菌を摂取するように、医療者からアドバイスされるかもしれません。抗生物質以外にも、下痢を起こしやすいことが知られている薬はあります。医療者に相談しましょう。

食事計画のヒント

一度に食事を変えてみるのではなく、少しずつ変えてみると、食べ物と下痢が関連しているのか分かりやすい思います。除去したり減らしても、下痢に影響がないと分かれば、通常の摂取量に戻します。ただし、下痢の原因がストレスや病気など、食事自体には全く関係ないケースもあります。

  1. 砂糖、乳糖、果糖、高果糖コーンシロップ、ソルビトールが多く含まれている食品や飲み物を取りすぎないようにする
  2. カフェインが入っている飲み物の大量摂取を制限する
  3. 脂肪の多い食品を大量に食べないようにする
  4. 乳製品(乳糖)の摂取が原因となっていないかチェックする
  5. 辛い食べ物など、刺激が多い食事が下痢の原因になっていないかチェックする
  6. 食品や食器の衛生にも注意する

下痢の多い人が注意したい食べ物

「注意する食品」と「代用する食品」のリストです。必ずこの食品が「よい」「よくない」という訳ではありません。一般的に下痢に影響を与える食品というこで、ご自分の調子をみながら食事を調整して下さい。

■乳製品グループ
【注意する食品】低脂肪ではない牛乳、クリーム、アイスクリーム、ベリー類が入ったヨーグルト
【代用する食品】低脂肪の乳製品、豆乳、シャーベット、チーズ、乳酸菌が入っているヨーグルト

■肉、魚、豆、卵グループ
【注意する食品】揚げ物、ソーセージ、ベーコン、脂身の多い肉、ナッツ類
【代用する食品】脂身の少ないもの、ナッツ類は塊がなくペースト状になっているもの

■穀類グループ
【注意する食品】雑穀米、雑穀パン、雑穀パスタ、雑穀シリアル、ナッツなどが入ったパン、ポップコーン
【代用する食品】白米、白パン、コーンフレークなど、食物繊維の少ないもの

■野菜グループ

【注意する食品】ほとんどの生野菜、揚げた野菜、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、とうもろこし、芋の皮
【代用する食品】生レタス、よく火を通した野菜

■果物グループ
【注意する食品】バナナとメロン以外の多くの生の果物、ドライフルーツ、プルーン、レーズン、果実の入ったジュース、プルーンジュース
【代用する食品】よく熟れたバナナ、メロン、缶詰のフルーツ、果実の入っていないジュース

■飲み物
【注意する食品】コーヒー、お茶、エネルギードリンクなどカフェインが入ったもの、アルコール
【代用する食品】カフェインの入っていないもの。下痢による脱水を予防するために1日に約2リットルの水分を摂取しましょう

下痢が続くと、消化がよいものを……と思いがちですが、腸に入ってくる食べ物ではなく、腸内細菌バランスが崩れていることが原因の場合もあります。ヨーグルトや納豆など発酵食品や、腸の働きを整える食物繊維などをしっかり取るというアプローチが有効な場合もあります。

いかがでしたでしょうか。自分の体の調子をみながら下痢を抑える工夫をしましょう。

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