アトピーでも冷房を使っていいの?
重要な働きを持っている汗ですが、アトピーの湿疹が出ている場合、体があったまると、かゆみが増してしまいます。かゆみがひどくなると掻いてしまい、さらに湿疹がひどくなります(アトピー治療の三大原則)。その悪循環を断つためにも、快適な室温が大切ですので、その意味では冷房は必要です。一方、アトピーで落ちている発汗機能を戻すには、冷房はよくありません。その意味では、アトピーの湿疹が落ち着いているときには、冷房のない所で、自然の中で、汗をかくのもいいことです。汗をかいたら、その後のスキンケアが大切です。
冷房病にも注意して、自分にあった冷房を!
冷房の風が直接体に当たらないほうがいいです |
アトピーがあると、皮膚の血行が悪くなり、皮膚での保湿が低下して悪化することがあります。
アトピー患者さんのためのエアコン選び
今年の各社のエアコンの特徴を比べてみました。下の示したエアコン以外にもいいものもあると思いますが、今回、検討したメーカーをご紹介します。最近のエアコンには、各社フィルター自動掃除機能が付いている機種を揃えています。フィルター自動掃除機能は省エネとダニ、ホコリ、カビ対策には有効です。アトピー患者さんにも嬉しいですね。
■シャープ パネルで風が直接人に当たらない
→人の肌に優しい
■ダイキン 「うるる」と「さらら」
→夏の除湿、冬の加湿で1年中使える
■東芝 プラズマによる空気清浄機能がついている
→ダニやカビの少ない環境
■ナショナル 10年間フィルター掃除がなく、気流をコントロール
→フィルターが清潔で、直接風が肌に当たらない
■日立 フィルターがステンレス
→フィルターが清潔
■三菱 人のいる所に効果的に冷房
→省エネ
など。
この他に、空気清浄や除菌効果などの性能のあるエアコンがありますから、自分のニーズに応じたエアコンを選びましょう。アトピーには、エアコンから出る空気がダニやホコリ、カビの少ないのが一番です。
アトピーだからと無理をしすぎず、冷房も時と場合によって、上手に使っていくことが大切です。
冷房:エアコン・扇風機などで、エアコンが代表的。エアコンは、エア・コンディショナー(Air Conditioner)の略で、気体を圧縮機で圧縮し、凝縮器で冷却して圧力が高い液体をつくり、圧力を下げ、蒸発器で低温で気化させ気化熱で熱を奪い取る冷凍機の熱サイクルによって空気を冷やす空調機である。
<参考リンク先>
スキンケアについて
スキンケア
アトピー患者さんにオススメの汗対策グッズ
日焼けについて
アトピーでも海や川に行けるの?
アトピーでも運動会は大丈夫!
ダメージケアより予防が大事! 紫外線対策
保湿剤について
保湿剤
ダメージ肌について
夏のダメージ肌をケアする5つの鉄則!