【第8回】アトピーと「じんましん」の関係に続くシリーズとして、「じんましん」について説明します。じんましんはアトピーに合併して起こる場合もあるので、原因が共通する部分もあるのです。

「じんましん」の原因

「じんましん」の原因は、食物や薬物などのアレルギー物質によるものと暑さや寒さといったアレルギー以外のものとに大きく二分されます。

■アレルギーの原因
食品添加物や調味料もじんましんの原因になります
食物が原因の場合が多く、アトピーの原因にもなります。(アトピーの原因をご参照ください)
  • 卵・牛乳・そば・カニ・エビ・魚介類などの食物
  • 食品添加物
  • アスピリン・ペニシリンなどの薬
  • ダニ・ホコリ・花粉(スギ、雑草など)

  • など

■アレルギー以外の原因
さばにはヒスタミンが多く含まれ、じんましんの原因になります
  • 青さかな(さば)などの食物
  • 物理的な要因(機械的刺激・温熱・寒冷・光線・水など)
  • 運動によるもの
  • 感染症(細菌・カビ)
  • 寄生虫や虫刺され
  • 心因性(ストレスなど)

  • など
以上のようなことが主な原因として挙げられます。

医療現場から見る、アトピーとじんましん

アトピーを持った子どもにアトピーの湿疹(アトピーってどんな病気?をご参照ください)ではなく、「じんましん」という症状が出てくる場合があります。特に乳児では、卵を食べると、アトピーの湿疹よりじんましんの湿疹が出現しやすいといえます。これを特に、「食物アレルギー」と呼び、卵であれば、卵アレルギーと呼んでいます。このように、「じんましん」とアトピーとは、重複する場合が多く、治療も共通するところがあります。その意味では、食事療法で説明した「食物アレルギー日記」が役に立ちます。


豆知識
さば:EPA、DHAのいった脂質の含有量は多い。ビタミンB2、D、ナイアシンなども多く含まれており、皮膚炎の予防や爪、骨や歯の発育に効果的です。ビタミンAも含まれています。しかし、サバの内臓に含まれる消化酵素はヒスタミンという物質を作るため、古くなるほど、ヒスタミンの含有量が増加し、「じんましん」を起こします。



<参考リンク先>
アトピーと「じんましん」
じんましん
蕁麻疹(じんましん)
さば(ニチレイ)
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