腰痛/腰痛の予防・解消法・体操・ストレッチ

要注意! 腰痛後の腹筋トレーニング(2ページ目)

腰痛予防に効果があるといわている腹筋のトレーニング。しかし、トレーニング方法の中には腰に負荷の強いものもあります。腰痛が改善したばかりの人にオススメのかんたんで軽度な腹筋の鍛え方をご紹介いたします。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

腰にやさしい腹筋はリハビリ感覚で!

一般的に「腹筋」と呼ばれるものの一部に腹直筋があります。この腹直筋は、体を前に曲げる時に使われます。前ページの写真1のように、上半身を完全に起こさずに、少し上半身を曲げる意識をするだけでも腹直筋が働きます。それでは、実際に腰にやさしい腹直筋のトレーニングに挑戦してみましょう。大きな動きが無く「鍛えたぞ~!」と感じにくい程の軽強度ですので、リハビリに近いものだと考えてください。

トレーニングのポイント

  • 腰の下(少し床から浮く部分)に手を入れましょう。
  • 片方のヒザを曲げて立てておきます。もう片方の脚は伸ばしたままでリラックスさせましょう。
  • トレーニングの際、首は曲げないようにします。顔は天井を見たままで行いましょう。
  • 体を曲げて起こすというよりも、胸を天井へ近づけるイメージで動かしていきましょう。


    腰の下に手を入れ腰部への負担を軽減させます。片側の膝を曲げましょう。ここが重要!胸部を天井方向へ近づけるように持ち上げます。首も曲げないように行います。


    この動作は胸部の動かし方が大切です。拡大して見てみましょう。このように胸部と頭をまっすぐ持ち挙げるイメージで行います。「1」から「2」へは急激に動かすのではなく、3つ数えるくらいのペースで腰の様子を伺いながら試していきましょう。

    上記の写真「1」での頭部、胸部はリラックス状態です。上記の写真「2」では、首を曲げないように注意しながら、胸部を持ち上げます。


    参考文献: LOW BACK Disorders  Stuart McGill


    腹筋のトレーニング方法は色々あり、どの方法を選んだらよいか迷う人も多いようです。腰のコンディションには自信があるという人や、様々なトレーニングを積んできた人は、腰の筋肉活動の強度が高まるような負荷をかけていきますが、腰痛予防のためには、その方法が適さないこともあるのです。腰の状態を考えて、トレーニング方法を選択してください。



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