資産価値を意識しすぎない
GDPの拡大が難しい中、資産価格が下がらないことを前提で購入することは、極めて難しいと思います。しかし、価格が下がると損かというとそんなことはありません。賃料としての効用や、自分の住まいで気兼ねなく生活できることなどを思えば、短期間にタイミング悪く売却しない限りメリットはあると思います。自分が長く快適に暮せるイメージの浮かぶマンションなら、購入メリットは大きいのではないでしょうか。
資産価格の下落+金利負担の総額と純賃料の総額が上回るポイントが収支的なプラスのポイント。ガイド独自にモデルを作成し、3パターンで比較。借り入れが少なく返済期間が短い方が、収支のプラスポイントは早くなる。(金利3% 控除なし 20年後賃料25%ダウン、物件価格36%ダウンで設定) |
資産価値を気にしすぎて、都心の中古マンションを高値で購入し、今売却されている方は、値下げを余儀なくされている方も多いようです。自分のライフスタイルを押さえつつ、長く愛せる住まいを選ぶことが大事だと思います。
持続可能性がキーワード
景気動向に、どうしても一喜一憂してしまいがちですが、いいマンションとは、日々の生活の中で「自分のしたい」を実現させてくれるマンションだと思います。地価下落で、土地の価値に依存した耐震性の低い中古マンションの価格は、大きく下がっているようですが、将来を見据えて長く快適に暮せるような耐久性や立地を兼備えているマンションが、ベストでしょう。「子供が生まれたら」「定年退職したら」「子供が独立したら」…など自分のライフステージの変化に対応可能なマンション選びが、マンション探しの基本だと思います。
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