第1位 ニコレット
医師として禁煙を考えたときに、やはりおすすめしたいのは、タバコ以外の方法でニコチンを摂取するニコチン代替療法です。 |
ニコチンに対する欲求は、しっかりと満たしてやることで、喫煙というニコチン補充行動への欲求が下がり、無理なく禁煙することが可能になります。続いて、摂取するガムの個数を減らしていくことでニコチン依存から離脱していきます。
シリーズ化しているコミカルなCMが印象的ですが、その実は、効能効果が実証されている医薬品。お手軽に禁煙にトライするためのグッズというよりは、真剣に禁煙に取り組みたいと言う方にしっかりと応えてくれるのがニコレットです。
ただし、ガムをかみながら、やっぱり……とタバコを吸うと、体内に摂取されるニコチン量は過剰になってしまうこともあるのでご注意下さい。
「ニコチンガム」といっても、お菓子としてのガムとは異なり、使い方にも決まった用法がある医薬品ですから、薬局で薬剤師の先生にご相談しながら使っていくことをおすすめします。
ニコレットクールミント:ジョンソン・エンド・ジョンソン(株) 12個入 1,260円(税込み)~
たかが禁煙と侮るなかれ
タバコがやめにくい原因は、ニコチン依存症の存在であり、医師による診察や治療も重要です。 |
さらに、平成20年夏ごろには、今までは禁煙外来での医師による診察と、処方せんが必要だったニコチンパッチ(貼り薬)が、一般の薬局でニコレットと同様に購入することができるようになります。
また、禁煙外来では、平成20年4月から、ニコチンパッチに加えて禁煙の渇望感と喫煙の満足感を減らしていく新しいお薬(チャンピックス)が用いることができるようになりました。
まずは、今回ご紹介したような種々のグッズをおためしになり、それでも、うまくいかない場合には、一度、禁煙外来を受診されては、いかがでしょうか。
そして、完全禁煙までには、何度か失敗を繰り返すことも必要な場合も少なくありません。1度や2度の失敗であきらめてしまわずに、色々な方法や世界禁煙デーのようなタイミングも利用して何度もトライし、是非、タバコのない新しい生活をエンジョイしていただきたいと思います。
【関連リンク】
タバコは「俺だけの問題」ではありません。受動喫煙のお話も。⇒禁煙は最高のクリスマスプレゼント!?(All About がん・がん予防)
禁煙に関する基本的な知識を整理。禁煙を決意したときに、まず、行うこととは……⇒がん予防の第一歩!今日から始められる禁煙(All About がん・がん予防)
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