悪化すると1年中冷えを感じたり、
手足がほてることも
ふるえるほど寒いのに手足がほてるのはなぜ? |
しかもおかしなことに、重度の冷え症になると手足が冷えるどころか、ほてることがあります。たいていの場合、同時に体の芯の冷えも感じますが、手足が温かいので「自分は冷え症じゃないのかも?」と勘違いしてしまうことが多いのです。しかし、この手足のほてりは自律神経の麻痺によるもの。決して体が温まっているからではありません。ちなみに、このような冷え症を、全国冷え症研究所所長の山口勝利氏は「次世代型冷え症」などと呼んでいます。
必ずおさえたい冷え対策はこの3つ
現代の深刻な冷え症は、寒い冬より冷房による影響で起こるものが多いのです。そのため、夏はとくに体温調節、体調管理に気をつける必要があります。夏場に特に注意したい冷え対策を3つあげてみましたので、参考にしてみましょう。・冷房の温度を下げすぎない
室温を下げすぎないこと、戸外との温度差が開きすぎないことが大切。夏場の室温の設定温度は、27~28度が適当だといわれています。
・おなかを冷やさない
冷房対策というと靴下やカーディガンを思い浮かべる人が多いですよね。でも、まずは内臓を守ることを心がけて。夏場でも冷房の効いた部屋で過ごすときには、薄手の腹巻きや腰周りの血流を妨げないズロースを忘れずに。
・湯船につかって血液の循環をよくする
夏場はしっかり汗をかくことが大事。発汗は自律神経の働きを改善し、血行をよくすることにつながります。40度以下のぬるめのお湯でゆっくり半身浴をして、発汗と血流を促しましょう。
参考文献:『冷え症治してキレイにやせる』山口勝利著(二見書房)/『「冷え」解消でグングンやせる元気になる』Gakken hit mook(学研)
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