ストレス

ドライアイも、やっぱりストレス病!

目が乾燥して疲れやすくなるドライアイ。この病気にもストレスが影響しています。ドライアイとストレスの関係について、考えました。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド


ストレスでも
ドライアイになる!

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目が乾きやすいというあなた、最近ストレスがたまっていませんか?

乾燥する季節。この季節には特に、目の乾きを感じる人が多くなります。大気の乾燥に加え、エアコンなどの暖房器具による室内の乾燥も、目の乾きを進ませる大きな要因です。

しかし、年中目が乾き、目の疲れやすさやゴロゴロ感を感じるようになったら、「ドライアイ」を疑ってみる必要があります。

ドライアイの原因は、空気の乾燥のほかに、次のようなものがあげられます。
・加齢
・夜遅くまで起きている
・目を酷使している(パソコン、読書、テレビの見すぎなど)
・コンタクトレンズの使用
・降圧剤や精神安定剤を服用している
・ストレス

ここで注目したいのが、ストレスと目の乾きの関係です。たとえば、苦手な人と会ったり、辛い仕事を任されたりすると、なんとなく目がゴロゴロしたり、乾いた感じがしたりしませんか?

実は、ガイドもストレスを受けると、よく目の乾きを感じるのです。たとえば、場違いな空気を感じたときや苦手な人と会ったときなど、何度も目薬を差したくなるほど、目が乾くのを感じます。


目を潤わせるのも
自律神経の役目

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緊張が続くと、目はどんどん乾いていく
では、どうしてストレスを受けると、目が乾くのでしょう?これは、涙と自律神経の関係に由来します。

自律神経は、意志とは関係なく働く体のさまざまな動きをコントロールする神経です。緊張したときに優位になる「交感神経」と、リラックスしたときに優位になる「副交感神経」の2つの神経で成り立っています。

目を涙で潤わせるのも、自律神経の大切な働きのひとつ。しかし、緊張して交感神経が優位になると涙の分泌が少なくなり、また、まばたきの回数も少なくなります。ストレスの多い人が、ドライアイになりやすいのも、これらが原因しているわけです。

では、ストレスの多い人のドライアイ対策は、どのようにしたらいいのでしょうか?それについては、次のページでふれてみたいと思います。

次のページでは、ストレスの多い人のドライアイ対策についてご紹介します>>次のページへ
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