ストレス

ドライアイも、やっぱりストレス病!(2ページ目)

目が乾燥して疲れやすくなるドライアイ。この病気にもストレスが影響しています。ドライアイとストレスの関係について、考えました。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

ストレスの多い人の
ドライアイ対策

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目の疲れを感じたら、読書もちょっと中断を
ドライアイは、自分でも気づかないうちに進行していきます。したがって、日ごろから目の調子に気を配っておくことが大切です。特に、ストレスが多い人のドライアイ対策では、以下のポイントに気をつけてみてください。

ストレスの多いときには、コンタクトは使わない
ただでさえ、緊張が続くと涙の分泌が少なくなるのに、コンタクトレンズを使うと、目には大きな負担です。コンタクトレンズは涙の交換率を激減させますので、ストレスが多いときには使わないようにしておきましょう。

意識してまばたきをする
ふだんから意識的にまばたきを多くし、目を潤わせるようにしましょう。特に、何かに集中しているときや緊張しているときには、まばたきの回数が減っていますので、何度もまばたきしましょう。

乾燥対策に目薬や加湿器を忘れずに
エアコンの効いているオフィスや、自動車、飛行機の中などは、とても乾燥しています。こうした場所で長時間目を使ってると、目の乾燥が進みます。適度に目薬で目を潤わせるようにしましょう。室内では、可能であれば加湿器などで湿度を保つようにしましょう。

意識的に目を休ませる
長時間パソコンやテレビを見ていたり、読書をしていると、目の疲れが進みます。目が疲れたら必ず休憩を入れましょう。

また、オールアバウトの「目の健康」のサイトでも、ドライアイ対策について詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。


ストレスで乾くのは、目だけじゃない!

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やたらと口が渇く人は、ドライマウスの可能性も!
ところで、ストレスで乾燥するのは目だけではありません。たとえば、「ドライマウス」という病気をご存知でしょうか?

これは、唾液の分泌が低下することで口が渇き、食べ物を飲み込みにくくなったり、声がかすれたりする病気です。緊張によって交感神経が優位になると唾液の分泌も抑制されるため、ストレスが多い人はドライマウスになりやすいといわれています。

こうした「ドライシンドローム」は、深刻な現代病でもあります。ストレス社会といわれる現代、心と体をともに潤わせる生活を意識的に心がけていきたいものですね。
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