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このプログラムのファシリテータ・パーカッション奏者の八木成隆さん。 | ヘルスリズムスで使われるドラム一式。手で叩くものから、バチを使うものまでさまざまです。 |
一般的なドラムの叩き方の基本は、手のひらで真中を叩くこと。でも、実は叩き方はそれだけではありません。縁を叩けば少し甲高い音が楽しめますし、さするとサラサラと乾いた音が出ます。
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右手と左手、それぞれ違う叩き方をすることで、右脳と左脳の切り替えをスムーズにします。 |
手のひらでタイコの真中を叩くだけがドラミングではありません。タイコの面をさすることも立派なドラミング。 |
リラックスして仲間と打ち解けあうのが、グループドラミングの基本です。ウォーミングアップでは、体をほぐしたり、隣の人とリズムを取りながらコミュニケーションをとります。
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音楽に合わせて歩く運動や、心身のリラックスも兼ねて、ストレッチング&深呼吸も。 |
リズムにあわせて、リンゴの形をしたシェイカー(片手でシャカシャカ揺らす楽器)を隣の人に渡し、周りの人と打ち解けあいます。 |
ドラミングは太古の昔からコミュニケーションの手段。叩き方で感情を表現したり、仲間とリズムを調和させて連帯感を深めたりと、いろいろな使い方ができます。
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喜怒哀楽の感情やいま感じている気持ちをリズムで表現したり、日頃使っている言葉をリズムに乗せてみたり・・・。今回は、順番にしりとりをしながらドラミングを楽しんでみました。 | 会の終盤には、ファシリテータが先導して思う存分ドラミングを楽しみます。ドラムの一定のリズムを感じると、しだいに気持ちも高揚してくるのがわかります。 |
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ファシリテータが誰かを指名し、その人がグループドラミングを先導することも。 |
「ヘルスリズムス」のプログラムは1時間ですが、「1時間ってこんなに短かった?」と思うほど、あっという間に時間が過ぎ去ります。慣れないうちは、「ドラムの叩き方がわからない」「他人と一緒にやるなんて恥ずかしい」などとしり込みする人もいるかもしれません。
でも、このグループドラミングには“失敗”の2字がないのがいいところ。難しいテクニックは必要なく、誰もが緊張せずに自然に入れるリズムで楽しみますので、初心者でもすぐにリズムの輪に加われます。
シャイ(?)な私も、最初は知らない人の輪に入るのに緊張を感じていたのですが、「ドンドコドンドコ」とリズムを合わせていくうちにしだいに気分が沸き立ってくるのを感じていきました。最初は誰でも、「上手に叩こう」「リズムが外れないようにしよう」などと焦る気持ちを感じてしまうかもしれませんが、叩いているうちにそんな焦りも忘れ、即興ですばらしい音楽を楽しむことができます。
グループドラミングが世界中の民族音楽で取り入れられてきたのは、仲間と打ち解けあい、言葉より深い“心”のレベルでの絆を築くために、タイコのリズムが最も適していたからではないかと思うのです。このように気楽にタイコのリズムを楽しむことで、現代の社会では失われつつある“原初的な喜び”を感じる機会がもっともっと増えれば、私たちの抱えるストレスももっと軽くなるのではないかと思います。
ご興味のある方は、「ヘルスリズムス・オフィシャルサイト」までアクセスしてみてください。
ヘルスリズムス・オフィシャルサイト
http://www.healthrhythms.net/
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