自分で自分を「値引き」していませんか?
チャンスを逃して能力を生かさないのも、値引き! |
【自分を値引きする典型的なパターン】
● 自分の体を大事にしない
暴飲暴食、無防備な恋愛、過労などで、自分の体に無理をさせる
● チャンスを無駄にする
抜擢されても、「面倒くさいからいいや」と断ってしまう
● 人に頼って自分の能力を磨かない
苦手なことはいつもパートナーに頼って、自分はノータッチ
このように、自分の体、チャンス、潜在能力を軽んじて、大事にしたり伸ばそうとしないことも、値引きなのです。
私たちは、こうした値引きを気軽に行ってしまいますが、長い目で見ると、自分自身で大きな損失を生んでいることになります。今の自分だけでなく、未来の自分も大事にできるよう、自分の価値を自分で値引きしないようにしたいものです。
値引きをやめる、やめさせるためには?
値引きをしない、させない人は、着実に自分らしい向上を重ねている |
対人的には、値引きされた自分の感情をアサーティブに話し、失礼な言動だと認識させることが大事です。話が通じないような相手なら、それ以上値引きの被害に遭わないように、距離を置いてもいいでしょう。いずれにしても、やすやすと値引きの被害にさらされないよう、警戒することが大事です。
また、自分で自分を値引きする傾向に気づいたら、自分ときちんと向きあうことが大事です。自分の幸せや向上を阻む要因がどこかに隠れているのかもしれません。人とじっくり話をしたり、文章に自分の思いを綴ってみたり、カウンセリングで自分の気持ちを整理すると、その要因に気づくきっかけが得られます。
自分も他人も価値ある存在として認め、その価値を伸ばそうとすること。その気持ちが、人生を大切に生きるための大切な立脚点なのです。