親戚が集まるお正月、義理の人付き合いが憂鬱な人も
帰省、義理の家族との会話、親戚との顔合わせ……人間関係のストレスがたまるお正月
たまにしか会わない義理の両親や親戚と、長時間もしくは数日にわたって一緒に過ごすことを考えると、気が重くなってしまう方も多いかもしれません。「本音で話せばどう思われるか心配」と思う方は多いですし、かといって天気の話題や最近のニュースなど、あたりさわりのない話では会話が続かないと感じる人も多いでしょう。
そこで、帰省先のお正月では、次の4点のような工夫でおつきあいのストレスを軽くしていくことをおすすめします。
1)場が盛り上がる飲食物を用意する
食べることは最高のリラックス法です。場が盛り上がる食べ物を用意するといいでしょう。たとえば鍋や焼肉、お好み焼き、手巻き寿司、たこ焼きのように、準備中からみんながワクワクできるようなものがおすすめです。
また、お茶の時間にこだわるのもいいでしょう。中国茶やコーヒー、フルーツティー、フルーツポンチなど、お茶を淹れる時間、準備時間も含めて楽しめるティータイムを演出するのも、ひとつの方法です。話題が広がり、場が明るくなると思います。
2)子どもやペットは最高の盛り上げ役
子どもを主役にすると、会話に花が咲きます。「学校ではどう?」「遠足はどこに行ったの?」など、子どもを中心に会話をすると話題に事欠きません。子ども自身も自分の話を聞いてくれる人が増えるだけで、ご機嫌になるはずです。
ペットを中心に話題作りをするのもいいでしょう。帰省先がOKしてくれたら、ペットを連れて行くのもおすすめです。ペットをあやして、みんなでかわいがっているだけで場の雰囲気が和やかなものになります。
3)1年間に撮った写真や動画を見ながら会話する
昨年中の思い出話を語り合うのは、最もオーソドックスなお正月の過ごし方です。旅行、子どもの運動会、発表会の様子など、昨年中の写真や動画を見せ合いながら話を弾ませるのが一番です。ティータイムには、撮りためた写真をタブレットのスライドショーで映して楽しむのも素敵です。
4)トランプやボードゲームなどを用意する
大人数だからこそ楽しめるトランプやボードゲームを数種類用意しましょう。同じゲームでもテレビゲームは画面に集中しすぎて、家族みんなで楽しむことができないため、おすすめできません。
また、お正月休みには帰省先でうっかりと義理の家族や親せきに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。次の5点には特に気をつけましょう。
年始から人付き合いで失敗しないための、5つの注意点
1)時間の約束を守る貴重な時間をやりくりして集まるのがお正月。「忙しいから」「仕事が終わらないから」などという理由で、毎回のように集合時間を守らないでいると、周りの人は白けてしまいます。家族との再会は、とても大切にしたい特別なイベントです。再会のための約束の時間を守りましょう。
2)お酒は昼間から飲まない
いくらお正月だからといって、昼間から酔ってしまったら周りの迷惑になります。お正月のお酒はみんなで和やかな時間を過ごすために、ささやかに楽しむもの。特に昼間から飲んでしまうと、夕方から夜までダラダラと飲み続けてしまうことも多く、切り上げるタイミングを見失ってしまうことも多いので気をつけましょう。
3)一方的に自分の話ばかりしない
会話は、みんなで楽しむもの。特定の人の自慢話や仕事の話だけで終わらないようにし、他の人もみんなが参加できるような話題を振りましょう。なるべく明るい話題、楽しい話題を共有し、愚痴や悪口、苦労話を避けるのは基本です。
4)お土産、ごちそうはありがたくいただく
持参してくれた手土産、帰るときに持たせてくれるお土産は、どんなものでもありがたくいただきましょう。また、用意してくれた手料理は、たとえ好物ではなくても少しは箸を付けましょう。相手の好意は「まず受けとる」のが礼儀です。
5)掃除や炊事は少しでも手伝う
お正月のもてなしの準備には、手間と労力がかかるもの。「座っていていいのよ」と言ってくれても、ちょっとしたお手伝いをしましょう。箸を並べる、お茶をつぐ、皿を洗う、後片付けをするなどは、さりげなくやってくれると助かるものです。連泊をするなら、風呂掃除、掃除機かけくらいは手伝いましょう。
無理せず気分転換! お正月のセルフケア
たとえ数日でも、義理付き合いはストレスがたまります。お正月明けにどっと疲れが出ないように、以下のポイントで自分のストレスケアを心がけましょう。■日中は外出して気分転換
一日中義理の家族と同じ家で過ごすのは、ストレスがたまります。一人で散歩に出かけたり、お茶を飲みに行く時間をつくるなどして、外で気分転換をするようにしましょう。招待した方にとっても、一息つく時間が欲しいはずです。
■仕事始めの前日はゆっくり休む
帰省で両親に会えてよかった、家族と過ごせてよかったと思っても、移動の負担や気遣いのストレスによって、心身には疲れがたまってしまうものです。特にお正月明けの仕事始めの前日は、何もせずのんびり過ごして疲れを癒しましょう。誰にも気兼ねせず、ゆっくりするのがいいでしょう。