初産婦に特に多いといわれる“産後ブルー”について、妊婦さんたちに信頼の厚い三鷹レディースクリニック三鷹レディースクリニックの天神尚子先生にお話を伺いました。

・・・・・最近、初めて赤ちゃんを産む方の産後ブルーが増えているといわれますが、どうしてでしょう?

初産婦さんは、みんな当然ながらお産、子育ては初めてですよね。いわば、初めてジェットコースターに乗るようなものです。経験がない人は、パニックになってしまうのも当然ですよね。
★妊娠・育児期はめったに味わえないイベント!楽しく過ごさなきゃソンですよ。(天神先生)


妊娠しているうちは、“無事に産む”ことだけしか考えていませんが、実は生まれた後の生活の方が大変。初産婦のみなさんは育て方もわからないまま、毎日五里霧中の状態で赤ちゃんを育てなければなりません。

産後1ヶ月目くらいまではみんな夢中で育てられるのですが、1ヶ月過ぎる頃になるとホルモンが変化し、また子育てにもようやく慣れてきて、ふっと立ち止まっていろいろなことを考えるようになるんですよ。初産婦さんは、ここで「これからちゃんと育てていけるだろうか・・・・・・」という子育ての不安が現れます。

・・・・・産後1ヶ月くらいになると、疲れもどっと現れるのでしょうね。

この頃までは、赤ちゃんはおっぱいとおねんねを約3時間おきに繰り返しますから、睡眠不足もピークになり、疲労困憊の状態です。

また、実家が近場にあったり、いつも話せる友達が近くにいない限り、毎日孤独の状態です。つらいときにも手伝ってもらえない、話も長く聞いてもらえないとなると、だんだんストレスがたまってきて、育児がイヤになってしまうことがあるんですね。

それに、産後1ヶ月くらいたつと、パパも仕事に意識を戻し始めますから、夫婦間の会話やリレーションがうまくいかなくなってしまうこともあります。

ここでこじれてしまうと、うつが長引き、精神科での治療が必要になることも多いんですよ。

産後1年半まで
ママの心はどう揺れ動くの?

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