ビタミンCが発見されたきっかけ~壊血病
長い航海で不足するものは? |
そもそもこの壊血病、16世紀ごろのヨーロッパの大航海時代、長いこと船に乗っている船員さんが、あざを作りやすくなったり、歯茎から出血したり、また疲れやすくなったり、傷が治りにくくなったりすることから発見されたのです。
長い航海での船の上では、色々な栄養素が不足します。新鮮な野菜やかんきつ類などの果物を取ると、この「壊血病」は予防できることが分かりました。このことから、「壊血病」は、新鮮な果物や野菜が不足すること、つまりビタミンCの不足が原因であることがわかったのです。
現代では、アルコールや薬物中毒の方、また極端に食生活が偏っている方などを除き、普通に生活している分には壊血病にはなりませんのでご安心くださいね。