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企業でも人気! Twitter活用の盲点(2ページ目)

企業の情報発信にツイッターはとても有効ですが、気をつけないと落とし穴があります。書き込まれたつぶやきが会社にとって良い内容なら会社のブランディングに寄与しますが、負の内容では会社イメージを落としてしまいます。注意点を見ていきましょう。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

ツイッター活用、ここが落とし穴!

ツイッター活用では社員にしっかり法律を教えガイドラインを示すことが大切

ツイッター活用では社員にしっかり法律を教えガイドラインを示すことが大切

ツイッター活用には気をつけないと落とし穴があります。なかには何千人ものフォロワーを持つユーザーがいて、書いたつぶやきが多大な影響を与えています。つぶやきが話題になれば、ツイッターの会員でなくても読むことができます。もし影響力のあるユーザーが社員で、会社のことをつぶやいてしまったらいかがでしょうか。

会社にとってプラスの内容なら会社のブランディングに寄与しますが、マイナスの内容では会社イメージを落としてしまいます。上場企業であればインサイダー情報にも注意しなければなりません。顧客の個人情報がつぶやきに出ていれば、従業員の監督ができていないということで個人情報保護法違反です。

重要情報流出予防のコツ

解決策としては、パート、アルバイトを含む社員にしっかり法律を教えガイドラインを示すことです。関係する法律は、個人情報保護法と不正競争防止法。ツイッターに限らず、ブログやSNSも同様です。特にトレードシークレット(営業秘密)の扱いには注意しなければなりません。

ガイドラインの例
  • 会社が営業秘密として管理している内容を漏らしてはいけない
  • 会社内にある事業活動に有用な情報を漏らしてはならない
  • 会社内にある公然と知られていない情報を漏らしてはならない
  • 会社内にある個人情報を漏らしてはならない
※退職後も遵守するむね記載しておきます。

反対に
  • 会社のビジネス価値向上につながる話題はどんどん情報発信すること
  • 会社内の伝聞情報などは必ず調べ、裏をとってから情報発信すること
とも示しておき、会社のビジネス価値向上になるのなら大いに情報発信することを推奨しておきます。
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