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企業でも人気! Twitter活用の盲点

企業の情報発信にツイッターはとても有効ですが、気をつけないと落とし穴があります。書き込まれたつぶやきが会社にとって良い内容なら会社のブランディングに寄与しますが、負の内容では会社イメージを落としてしまいます。注意点を見ていきましょう。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

知人と飲みにいったら

「お前の会社、今度合併するんだってなあ」
「そんな極秘情報、どこから漏れたんだあ!」

といったことが現実に起こりつつあります。今回は、注目を集めているTwitterを活用する上での注意点をみていきましょう。

企業も活用するツイッター

1回あたり最大140文字でつぶやくことができるツイッター(Twitter)

1回あたり最大140文字でつぶやくことができるツイッター(Twitter)

ツイッターの最大の特徴は、リアルタイム性です。検索エンジンでアップされたばかりの情報を見つけることは至難のわざですが、ツイッターではリアルタイムにキーワードにマッチしたつぶやきを検索することができます。2チャンネルで自社の評判をチェックするのは当然のことながら、これからはツイッターでのチェックがかかせません。もちろんライバル会社の評判やサービスのチェックも行えます。ただし過去ログは10日分ほどしかさかのぼれません。

ツイッターのヘビーユーザーは頻繁にアクセスしてチェックしており、ブログなどに比べすみやかに情報が伝わります。また興味のある人しかフォローしないためターゲットが絞られます。

ツイッターは個人向けサービスでしたが、最近では影響力の大きさに気づいた企業が目をつけいろいろと活用を始めています。例えば、デルはツイッターでバーゲン案内を発信。自社のアウトレットサイトに誘導することで300万ドルの売上をあげました。

大企業だけでなく町の商店でも活用。ワイン販売店では父の日にあわせてビデオを投稿したことをツイッターで伝えビデオサイトに誘導。ビデオでは店主の父親が登場し、うまそうなチーズとパンを前に楽しげに親子でやりとりしています。お薦めのワインが面白く紹介され、ワインの売り上げアップに。

企業の情報発信にツイッターはとても有効ですが、情報発信で売上アップという視点だけでみつめるのはとても危険。つまらないメッセージや宣伝臭いメッセージばかり流すと、意図に反して企業のブランドイメージを下げてしまいます。

企業の公式サイトであっても、ツイッターでは口語調で少し人間味があるメッセージを発信します。YouTubeの動画やホームページの案内など、別のメディアを用意してツイッターから導入するなど全体を考えたマーケティングが必要。

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