プレゼンは、開発プロジェクトリーダー予定者にお願いする
プレゼンは開発プロジェクトリーダー予定者にお願いする |
書類審査で決定してもかまいませんが、できたらプレゼンテーションによる審査をおすすめします。ITベンダーがどこに力点を置いているのか、プレゼンで伝わってきます。
プレゼンターはITベンダー側の開発プロジェクトリーダー予定者に限ると指定しておきます。でないとITベンダー側では受注を狙うため、プレゼンテーションのうまい社員を投入してきます。
システム開発の要はプロジェクト運営にあります。全体を統括するプロジェクトマネージャーには発注側の決裁権を持つ人物が就任しますが、ITベンダー側の開発プロジェクトリーダーも要になります。業務経歴などのチェックはもちろん行いますが、人となりをプレゼンでチェックします。プロジェクトは「人」ありきです。プロジェクトマネージャーがどんなリーダーやメンバーをそろえるかで、システムの良し悪しが決まってきます。これは発注側にも同じことが言えます。
ITベンダーの開発現場を見にいこう
ITベンダーの開発現場を見にいきましょう |
ITベンダーの経営資源は「人」ですので、社内のオフィスをよく見ます。机上に書類が散乱していないか、ファイリングが出来ているかどうか、3S(整理・整頓・清掃)を中心に見ます。
色々なメンバーが集まったプロジェクトでシステム開発を行いますので、コミュニケーションが大切。フロアを歩いている時に「いらっしゃいませ」と声もかけない、また目礼もしない社員が多いITベンダーはやめた方が無難でしょう。
選定が終わったら、落ちたITベンダーに提案について丁寧にお礼をしておきましょう。システム開発は1回だけで終わるものではありません。他のITベンダーとも良好な関係が続くようにするための配慮です。