提案依頼書に対するITベンダーの提案書を比較する
提案依頼書に対するITベンダーの提案書を比較する |
新しいシステムについてまとめた提案依頼書(RFP)をITベンダーに渡して、提案をお願いします。ただ渡すだけでなく、新しいシステムの狙いやシステムで実現したい経営戦略を十分にITベンダー側に説明しておきます。
調達プロセスを透明化するために、ITベンダーから提案が出てくるまでの間に評価基準を作っておきます。中小企業では、「知り合いの息子が勤めているITベンダーに頼めないか」と社長の一声で、発注先が決まる場合があります。
どの会社に発注しても、商品が変わらない事務用品では考慮してもかまいませんが、システム発注の場合、頼む相手によって品質が左右されてしまいます。事前に社長へ評価基準や決定プロセスを説明して、了解をとっておく必要があります。
評価基準と共に配点を決めておきます。複数の人間で提案を評価しますので、例えば項目の配点が5点であれば◎なら5点、○なら3点、×なら0点と点数の重み付けの調整をしておきます。これは5点、4点、3点と得点差をあまりつけない人が出るのを防ぎ、評価結果をはっきり出すためです。
評価項目は会社によって違いますが、例えば実現可能性、提案依頼書に盛り込んだ各項目の実現度、ITベンダーの信頼度、コストです。