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社内ナレッジを活性化させるグループウェア(2ページ目)

グループウェアを活用するには書き込みに対する反応が重要になります。北都システム株式会社より「ホットナレッジ」という、この反応を促す面白い仕組みのグループウェアが発売されています。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

ナレッジの格付けで閲覧率アップ

ホットナレッジを利用することで、自動的に利用者やナレッジを格付けが可能。

この格付けを利用して、利用者であればナレッジの閲覧を多くしている人、ナレッジの投稿を多くしている人、ナレッジであれば多くの人に活用されているナレッジが把握できます。登録したナレッジを全社員でコメントを追加することで自社独自のナレッジに育てることができます。

ホットナレッジにアクセスすると、見る人や見るタイミングによって表示される「おすすめナレッジ」が変わります。これは閲覧件数が多く、格付けが高いものを有効なナレッジと判断して表示しています。過去に検索したキーワードや閲覧傾向を分析し、その人に会ったナレッジを表示することでナレッジの閲覧率を高めています。

管理者が全社員に連絡したいような場合、特定のナレッジを強制的に表示させる「プッシュ型ナレッジ」を行うことも可能です。

グループウエア活性化のコツ

グループウェアを活性化するには社長からのコメントが重要
グループウェアを活性化するには社長からのコメントが重要
情報リテラシーが高くない社員が多い場合は、誰もが簡単に書き込めるようなコミュニティを作成するなど、敷居を下げることが必要です。趣味や雑談など、業務外の話題も有効となります。

情報量が少ないと継続して利用しなくなりますので、事務局による情報量の維持も必要です。会社によっては投稿数と評価ポイントを人事評価制度の項目として組み込んだり、取得したポイントを航空会社のマイレージのように特典と交換できる制度を作って活性化をはかっている会社があります。

活性化には経営層の参加が不可欠。朝礼でナレッジによる効果を発表したり、「経営戦略案募集」などのイベントを行ったり、有効な投稿者に社長賞を出すなど、旗振り役として参画することでより活性化されます。

グループウェアが活性化しない最大要因は経営層の不参加にあります。社員の書き込みに対し社長からのコメントや、「あのナレッジ良かったぞ」という一言がモチベーションアップになります。
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