資金が必要な税金繰延対策

最後は、資金を使って税金を繰り延べる方法です。この方法は4種類の節税対策の中でも優先度は低いですが、実際にはこの対策が結構使われていることもあります。

有名なのは生命保険料の年払いで、決算期末直前に1年分の保険料を支払う、というものです。例えば1/2損金の経営者保険の場合には、年払いした保険料の半分を経費計上することができます。ただし、これは保険を解約した時には収入になりますので、結局は課税の繰り延べに過ぎません。

同じ手法として、家賃の年払いがあります。これも決算期末直前に1年分の家賃を支払えば、その全額が経費となりますが、来期の経費を先取りしているだけですので、どこかで年払いを止めてしまえば、その時点で税金を支払わなければならなくなります。

なお、これらの節税対策には細かい要件の確認が必要なものもありますので、実行される際には必ず税理士等の専門家にご相談下さい。また言うまでもなく、節税と脱税は違います。正しい節税対策を実行するためにも、専門家の力を借りることをおすすめします。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。