学会で得た人脈を足がかりに大学教員の道へ
AllAbout「大学生のキャリアプラン」ガイドの見舘さんは、働きながら立教大学大学院に進学し社会人学生を経験。現在は、北九州市立大学准教授をつとめています。人脈について「もしかしたら学んだことと以上に価値があること」と言います。見舘さんは、大学院進学後に先生や同期からの誘いを受け、学会に積極的に参加したそう。自身の研究発表の修練の場として利用したほか、大学教員になるための足がかりとしたそうです。「学会での人脈は、今では最強」と語っています。さらに、社会人大学院同期とのつながりも大切にしています。「異業種で取引先にもない会社の人と仲良くなれる機会です」と話し、卒業した今も同期会でつながっているそうです。
人的ネットワーク構築を教育理念とする大学院
積極的に参加するグロービス経営大学院の学生達。授業終了後は先生も交えて懇親会へ |
GLOBIS-SNSは卒業生・在校生など参加者限定のネットワークサービス。検索機能があり、同期や興味関心があう仲間との情報交換やビジネス上のネットワーク作りにも役立っています。ほかにもクラスごとのメーリングリストや、学生による自主勉強会、学生が自ら企画し企業への提案をするなど学びを実践に生かすクラブ活動、そして授業終了後の懇親会なども学生同士のネットワーク作りに利用されています。
2006年に同大学院に入学した住友商事株式会社の竹内伸幸さんもネットワーク形成を積極的に行っています。授業後の懇親会出席や「グロービス・アントレプレナ―ズ・クラブ」「医療と教育変革クラブ」などのクラブ活動、さらに一橋大学など他の大学院に声をかけて自主的に企画した勉強会・社会人交流会などでネットワークを広げ、仕事の延長線上では得られない人脈を構築しています。将来の夢を語る経営者と直に接した経験を通じ「自らも大きな夢をもってそれを実現したいと強く思うようになり、自分も『やれる』と自らの可能性を信じることができるようになった」と言います。様々なバックグラウンドを持つ人達との出会いから視野が広がり、かつ一生を通じて付き合える仲間の存在に感謝しているそうです。
同大学院では、同窓会やGLOBIS-SNS、第一線で活躍する経営者や文化人によるトップセミナー、政治家や経営者、学生などを招待して1泊2日で開催するあすか会議など、在学中のみならず卒業後も学生が人的ネットワークを構築・維持できるよう、数々の卒業生サポートを用意しています。