ワード(Word)の使い方/Wordの基本操作

文章に合わせてワード変換モードを切り替えよう

MS-IMEの4つの変換モードの特徴と変換のちがいを紹介します。また、一般モードと人名/地名モードでの実際の変換のちがいを調べてみました。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

Word2003に付属する日本語入力システム MS-IME 2003には、「一般」「人名/地名」「話し言葉優先」「無変換」の4つの変換モードがあります(Windows XP付属のMS-IMEも同様です)。入力する文章に合わせて変換モードを切り替えると、よりスムーズに変換できるようになります。

4つの変換モードの特徴は?

MS-IMEの4つの変換モードには、それぞれ次のような特徴があります。

・一般……一般的な日本語を入力するときのモードです。通常は「一般」を選択します。言語バーには「般」と表示されます。

・人名/地名……人名や地名を優先的に変換するモードです。住所録や顧客名簿などを入力するとき、効率的に入力できます。言語バーには「名」と表示されます。

・話し言葉優先……話し言葉を優先的に変換するモードです。チャットや親しい友人への手紙など、くだけた表現を使いたいとき使用します。言語バーには「話」と表示されます。

・無変換……入力した文字をそのまま確定するモードです。住所録のふりがなをひらがなで入力する場合など、入力した文字を変換しないでそのまま確定したいとき利用します。言語バーには「無」と表示されます。

[変換モード]ボタンで変換モードを切り替える
[変換モード]ボタンをクリックして変換モードを切り替えます。


たとえば、「やまのこうじ」という読みを変換する場合、「一般モード」では「山の工事」と変換されます。一方、「人名/地名モード」では「山野浩二」のように人名に変換されます。このように、「人名/地名モード」では、入力された読みが人名または地名であるという前提で変換が行われるため、人名や地名を大量に入力する際には効率的に変換できます。住所録や顧客名簿などを作成するときなど、「人名/地名モード」が威力を発揮するはずです。

では、各変換モードでは、どの程度、変換に差が出るのでしょうか? そこで、少し調べてみました。

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