ワード(Word)の使い方/長文・校正・変更履歴

赤い波線はワードの自動文章校正(2003/2007)

文章を入力しているとき現れる赤い波線と緑の波線は何でしょうか? 今回は、この2つの波線の正体(自動文章校正機能)を明らかにし、有効に活用する方法を紹介します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

Wordで文章を書いていると、文章中の言葉に赤や緑の波線が付くことがあります。これは何でしょうか? 今回は、この波線の謎を解き明かします。なお、今回のトピックはWord 2003/2007に共通しています。

Wordがミスを指摘してくれる

Wordはユーザーが入力する文章を常にチェックし、「これは間違いできないか」あるいは「別の表現の方が適切かもしれない」といった判断をしています。この機能を「自動文章校正機能」と呼びます。

結論から書くと、赤と緑の波線は、この自動文章校正機能の結果なのです。次の画面をご覧ください。

Word 2003で入力した文章です。赤と緑の波線がたくさん付いています。
Word 2003で入力した文章です。赤と緑の波線がたくさん付いています。


これは、Word 2003に入力した文章ですが、わずかな文章であるにも関わらず、赤と緑の波線がたくさん付いています。

波線の付いた言葉を右クリックすると、ショートカットメニューか開き、チェックされた理由や正しい候補が表示されます。

先の文章の場合、「してます」が"い抜き表現"であることが指摘され、同時に「しています」という候補が表示されます。また、「。。」を右クリックすると、句点の連続が指摘され、メニューの先頭を選択すれば「。」に修正できます。

このように、赤と緑の波線が付いたら、右クリックすることでチェックされた理由を調べ、修正することができるのです。

緑の下線が付いた「してます」を右クリックしたところです。メニューのいちばん上をクリックします。
緑の下線が付いた「してます」を右クリックしたところです。メニューのいちばん上をクリックします。

「してます」が「しています」に修正され、緑の下線が消えました。
「してます」が「しています」に修正され、緑の下線が消えました。

赤い下線が付いた「。。」を右クリックしたところです。メニューのいちばん上をクリックします。
赤い下線が付いた「。。」を右クリックしたところです。メニューのいちばん上をクリックします。

「。。」が「。」に修正され、赤い下線が消えました。
「。。」が「。」に修正され、赤い下線が消えました。


では、赤と緑の違いは?
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