プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

あなたのプレゼンはどちらのタイプ?(2ページ目)

あなたのプレゼンテーションは、2つのタイプのどちらに当てはまるでしょうか? 舞台系と楽屋系の2つのタイプにわけ、それぞれついて解説します。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

楽屋系プレゼンの特徴とは?

一方、楽屋系プレゼンは一言でいえば「普段のしゃべり方のまま、プレゼンをやる」というイメージです。装うことのない声のトーン、表情、動き、言葉。そういうイメージを与えます。

誤解のないように言っておくと、楽屋系プレゼンとは装うことがないという意味ではありません。「装っていないように装っている」のです。言い換えれば、自然体を演じているわけです。

舞台系・楽屋系の典型的な芸人さん

舞台系・楽屋系それぞれの典型的な人をあげると、より理解しやすいかもしれませんね。例えば、芸人さんで言えば、「舞台系は明石家さんま」「楽屋系は所ジョージ」。

さんまさんは楽屋でもそのまんまのキャラクターであることは有名ですが、タイプとしては舞台系。あのテンションやあの動きは、舞台上で最も映える感じがしますよね。所さんは、あの脱力系のしゃべり方は楽屋系の典型。すごく力が抜けている感じがします。

舞台系・楽屋系の典型的な野球監督

野球の監督で言えば、ジャパンの星野仙一監督は舞台系。阪神の岡田監督は楽屋系。

星野監督は、声が太くしっかりしていて、語尾に特に力があります。言葉の使い方もスパッ、スパッと切れ味鋭い感じ。マイクの前で話しているという印象が強い。岡田監督は、試合後の監督インタビューなどでも、まるで放送していないかのような話し方ですね。世間話に答えているかのような、印象を与えます。

自分の特徴を知っているとプレゼンの幅が広がる

あなたは舞台系? それとも楽屋系?

あなたは舞台系? それとも楽屋系?

いかがでしょうか? 舞台系・楽屋系のイメージが伝わったでしょうか? 途中で話したとおり、舞台系と楽屋系はどちらが優れているという話ではありません。双方にメリット・デメリットがあります。

自分がそのどちらに当てはまるのかを知っていると、より効果的なプレゼンテーションが実現できます。加えて、自分のキャラと違うもう一方のプレゼンを取り込むことで、プレゼンの幅を広げることができます。
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